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仲良く、楽しく…って必要ですか?
こんにちは、kaboxです。
今日から2連休ですね!
珍しく旦那さんも休みなので、明日はアンダーニンジャ🥷を観に行く計画を立てました!
今年やりたいことの100分の1、達成に向けて順調です!
さて、今日のテーマ
仕事に、"楽しく"、"仲良く"、は必要か?
私の職場は、病院です。
病院という場所は、医療専門職の集まりです。
専門職のスタッフがそれぞれの専門性を高め、患者さまのためにとか地域貢献という大義のために崇高な志で仕事をしている集団、、、と思っています。
私は、事務職なので国家資格は持っていません。なので、医療専門職ではありませんが、医療従事者としては病院に貢献したいという強い思いがあります。
私たち医療従事者は、医療、看護を通して患者さまに最大限の価値を提供することが使命だと考えています。
命を預かる場所なので、時には激しい言葉や態度(これは医師に限らず、他の職種でも)をぶつけられることがあります。
チーム医療という言葉がありますが、我々事務職はピラミッドでいうところの1番下。
チーム医療と言っても、まだまだ事務職の立場は最下層なので、心無い言葉を投げつけられることも度々あります。
それは、一緒に働く職員からだけでなく、時には患者さまからも、です。
私は、ピラミッドの1番下でもいいじゃないか!事務職が病院の土台を支えてるんだ!という思いでこれまで20年続けてきました。
医師や看護師に言えないことを、私たちに話して下さる患者さまも多く、病院の中では患者さまに1番近い職種だと自負しています。
せめて医師やコメディカルと対等に話がしたい、せめて自分の意見をきちんと相手に伝えたい、という気持ちで、これまで自分なりに勉強をしてきたつもりでした。
医療事務としての専門性を高め、病院に貢献し、患者さまに価値を提供できる人材
これが、私の仕事との向き合い方です。
実は、病院長が新しく変わり、
新しい院長は、病院を良くしたいという一心で新しい取り組みを積極的に行っています。
取り組みの中に、数ヶ月に一回、全部署数名ずつを集めてグループワークをする会があります。
集まるメンバーは、職種も経験年数も全く違うおよそ70名くらいでしょうか。
今月もそのグループワークが行われるのですが
今回のテーマは
皆んなが、仲良く、楽しく仕事をするためにどうしたらよいか
というものでした。
テーマは毎回、院長とコアメンバーによって設定されます。
私はこのテーマを見た時、正直違和感を覚えました。
このテーマを通して伝えたいことは、おそらくチーム力の向上だと思うのですが、仲良く楽しくと言われると違和感を覚えるのです。
先にも書いたとおり、私たち医療従事者のミッションは、
それぞれが専門性を高めることで
患者さまに最大限の価値を提供する
だと思っているので、
仲良く、楽しく
は、ちょっと違うというか…
仲が悪いよりは、良いほうがもちろんいいとは思いますし、楽しくないよりは楽しいほうがいい、それも分かります。
問題は、仲良く、楽しくの先に組織の成長があるか、ということだと思うのです。
これまでの経験上、仲良しで仕事をしている人たちは、自立性に欠け、成長スピードも遅い傾向にありました。
患者さまや職員間でトラブルがあると、仲良い者同士で慰めあって、「○○は悪くないよ。○○さんてああいう人だから。」と、まるで自分たちの行動や言動を省みない、完全他責になるのです。
自責の念がない人は、成長しません。
どんなに相手が理不尽であったとしても、事務職のプロとして、どう接すればよかったか、どう言葉をかければよかったか、など他者の視点をもって考えることが重要だと思うからです。
お互いの専門性を理解し、仲間を敬い、患者さまへの価値の提供という同じ目的意識を持った集団。
私が目指したい組織像は、こんな感じ。
やはり、方法性のズレが否めないようです。