【GIGAスクール初めて日記】⑱新しいアプリに触れさせる
はじめに
GIGAスクールはじめて日記の著者、棚橋先生のクラスでは、これまで使ったことがないGoogleアプリを試しに使い、学習や生活に活かしたそうです。具体的に、Google EarthやGoogle カレンダーを使ってみることで、活用の幅が更に広がっていくことがわかったようです。
そこで、今回は、Google EarthやGoogleカレンダーの実際の指導方法や活動事例をご紹介していきます。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
①Google Earth
個人的に、このGoogle Earthを使った授業は、低学年の指導で役立つと思います。
Google Earthはタッチパネル対応のため、直感的に操作をすることができます。特に、低学年などの端末導入期に活用することで、授業の展開だけでなく、端末操作の慣れにもつながるのではないしょうか。
また、Chromebookはスクリーンショットもボタン1つで実行することができます。そのため、Jamboardとかけ合わせれば、タッチパネルのみで、ポスター作成をすることも可能です。
②Google カレンダー
個人としては、カレンダーの共有には、あまり乗り気ではありません。
なぜなら、特に今回のような、学校外のプライベートのスケジュール共有は、プライバシーの露出という問題があるからです。
子ども自身は、プライバシーを感じなくても、保護者は感じることがあるでしょう。
「◯◯くんのところは、スイミングスクール通っているのね」「〇〇ちゃんのところは、ピアノ教室にサッカー、英会話に習字も通わせているのね」などなど、いくらでも想像できます。
他の家庭の教育事情が見えてしまうことは、保護者にとって、ある種の負担になってしまうかもしれません。
共有する内容については、慎重になるべきだと思います。
③友だちの計画から学ぶ
個人的にカレンダーの共有には反対しましたが、共有する内容を限定すれば、むしろ使うべきだと思います。
内容を「勉強時間」に絞れば、プライバシーは問題になりにくいと思います。このように、内容をしぼれば、著者たちの言う「人のふり見て我がふり直せ」を実現できるのではないでしょうか。
最後に
色々なアプリにチャレンジすることは、とても素晴らしいことだと思います。それらは、はじめてやることですから、問題が発生することがあるでしょう。
その際に、「やっぱり、やらないほうがよかった」と批判しては、なんの進歩もありません。ただ、ただ無策に取り組むのも、効率的ではありません。
チャレンジは大切ですが、何も考えずに突っ走っていくのではなく、事前にリスクを覚悟し、起こりそうな問題を推測しておくべきです。
そうすれば、問題が起こっても、慌てふためくことがなくなり、問題発生を学びのチャンスと考える機会に変える「心の余裕」が出来ると思います。
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