GIGAスクール初心者教師が、タブレット教育を経験してわかった3つの事【GIGAスクール初めて日記①〜⑧】
Chromebookを使い始めて一ヶ月が経った
①文房具化に成功
GIGAスクール開始から一ヶ月、棚橋先生の学級ではChromebookの文房具化に成功しました。導入当初こそ、操作ミスで授業を中断したり、振り返りに20分以上もかかってしまったり、失敗の連続でしたが、子どもたちの成長速度は驚くほど速く、想像以上のペースで対応していきました。今では、4〜5人班での共有はスムーズに行える上、振り返りも5分程度で終わるようになりました。
②対話的な学びの実現には至らなかった
このようにChromebookを当たり前のように使えるようになった棚橋学級に新たな問題が浮上しました。それは、Chromebookが単なる文房具の一つとなっただけで、それを利用した対話的な学びが実現されなかったのです。児童たちは調べたことをChromebookにまとめても、それを整理したり、お互いの考えを交流したりすることはしなかったのです。
③思考ツールで発言しやすい環境を作った
そこで、棚橋先生は思考ツールの導入を行いました。⑧のJamboard×クラゲチャートがまさしくその例です。思考ツールは考えを整理するのに役立ち、伝えたい内容を一目でわかりやすくしました。そのおかげで発表に対するハードルが下がり、発表しようとする児童が増えました。このように、アプリの機能を見極め、どの場面で使うと効果的ながら、教材研究を行っていきました。
最後に
どんな形であれ、タブレット端末を使えば、自然と主体的・対話的な学びは実現すると思っていました。冷静に考えれば、実際の活動内容が単なるワークシートの代用になってしまっていては、主体的・対話的な学びは実現しませんよね。おそらく今回の思考ツールは紙媒体のアナログでも導入できると思います。ただ、それを共有しやすくするのがChromebookの醍醐味ではなないでしょうか。Jamboardは、隣のページに移れば友達の考えを見ることができ、それを参考にして自分の考えを発展させることもできる、ここに端末の良さがある思います。
・みなさんが思う、端末利用の良さ
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