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★鶺鴒鳴★金木犀の香りに包まれるおやつ【梨の桂花茶コンポート】
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熊猫薬膳茶房にようこそ!
ちょっと一休みにお立ち寄りくださいな。
美味しいお茶とおやつ、あります。
七十二候「鶺鴒鳴」、チョンチョン跳ねるセキレイは声がキレイ!
小鳥のセキレイが鳴く頃の七十二候。
セキレイは、水辺を好む綺麗な小鳥で、都市部でもよく見られるよ。
一年中いる小鳥なのに「鶺鴒鳴」と季節の言葉になっているのは、声が鋭くて秋の空によく響くから、という説があるんだって。シッポを上下に動かしながらチョンチョンと跳ねる可愛らしいセキレイは身近な鳥だけど、日本では神の鳥として大切に扱われてきたそう。
公園で見かけたらいいことるかも!
華やかな秋の香り、金木犀
本格的な秋の始まりを教えてくれるキンモクセイが香り始るころだよね。
キンモクセイの花は「桂花」と呼ばれ、お酒やお茶の香りづけとして愛されています。白ワインにキンモクセイの花を漬けこんで寝かせた甘いお酒「桂花陳酒」は、ロックで飲んだらいくらでもいけそうな人をダメにするお酒だね。
薬膳では「桂花」は身体の中から温める食材として、冷えによる腹痛などに使われることがあるよ。
香りによって気を動かす力が強いので、気持ちが落ち着かない時、イライラする時にもおすすめ。
今日のおやつは、秋に欠かせない潤いフルーツの梨を桂花の甘い香りで煮たコンポート。
思い切りリラックスしてね!
レシピメモ
★梨の桂花茶コンポート
材料
・梨 2個
・グラニュー糖 50g
・水 400cc
・桂花茶(金木犀の花を乾燥させたもの) 小さじ1
①梨は半分に切り皮をむいて種の部分をスプーンでくり抜く。早く煮たい時は8等分のくし形でどうぞ。
②鍋に水とグラニュー糖を入れ沸騰させる。梨と桂花茶を静かに入れ、中火で15分ぐらい煮る。アクが出たらすくいながらオーブンシートで落とし蓋をして梨が表面から出ないようにする。
③梨が透きとおったら火を止めてそのまま冷ます。
※温かいまま食べても美味です。
※甘味控えめなのでお好みでハチミツをかけてどうぞ。