大学共通テストと中学受験 ~進化する入試と変わらぬ本質~
こんにちは!小5娘&息子と中学受験に奮闘する理系パパです。
今日は、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)と中学受験について、思うところを書いてみたいと思います。
共通テストの進化に驚愕!
まず、IT系企業で働く私にとって、共通テストの進化には目を見張るものがあります。特に、**「情報」という科目の追加、そして数学における「統計」**分野の出題は、大きな変化だと感じています。
これは、社会全体で情報リテラシーやデータ分析能力の重要性が増していることの表れでしょう。もはや、これらのスキルは一部の専門家だけでなく、全ての人にとって必須のものになりつつあると言えます。私も学生時代に勉強しておけば、社会人になって頑張って勉強する必要なかった。。羨ましい!!
中学受験にも影響あり!?共通テストや大学入試は要チェック!
そして、注目すべきは、中学・高校の先生方は、共通テストを非常に良く研究されているということです。つまり、共通テストの出題傾向が、今後の中学受験の問題作成に影響を与える可能性があるのです。
私も某有名中高の卒業生ですが、よく数学の数人の先生が昨年の入試問題を参考にしながら数問持ち寄って問題を作っていると言っていました。
今年の共通テストの内容は!
元々、私は大学・大学院で化学を専攻していました。久しぶりに共通テストの化学の問題を見てみましたが…いやはや、昔と比べても難しい! 知識量もさることながら、思考力、応用力が試される良問揃いだと感じました。特に単なる化学の学問的な知識問題でなく、枕の草紙や「臭生水」等に象徴されるように実社会と化学の繋がりが昔からあることを感じさせる問題でした。
(※実際、問題は難しかったようです。https://news.yahoo.co.jp/articles/de2de2d97dbf6013f90bd4577a15545e795e075a)
一方、数学に関しては、全体的な難易度は、私が受験生だった頃と大きくは変わっていない印象を受けました。しかし、改めて中学受験観点で問題の中身を詳しく見てみると興味深い点があります。
特に、数ⅠAの「図形の性質」(幾何)と「場合の数と確率」の問題は、中学受験を検討している小学生でも、解ける可能性があると感じました。幾何の問題は、共通テストでは三角関数を使って力づくで解くような誘導で出題されていますが、ルートの計算さえ処理さえできれば、中学受験で学ぶ幾何の知識とあとはひらめきで十分に最後に求めたい答えに辿りつくことができます。今後、どこかの中学入試で出題されてもおかしくないレベルです。
まとめ
共通テストと中学受験は、一見異なる試験のように見えますが、根底に流れる「学問の本質」は共通しています。そして、共通テストの進化は、今後の教育全体に大きな影響を与え、それは中学受験にも波及していくでしょう。
私たち親世代も、常に学び続け、子供たちと一緒に成長していくことが大切ですね!
このブログが、皆さんの受験勉強の一助となれば幸いです。一緒に頑張りましょう!