「聴く力」ってなに?
今回は「聴く力」について書いていきます。
皆さんは「人の話を聴く」ということにどんなイメージがありますか?
単純に言えば「相手が話していることを耳で聞く」
しかし、「聴く」という行為は、そんな単純ではありませんでした。
このテーマで今回書こうと思ったのも
最近は「聴く」ということにフォーカスしている人が多いように感じる。
それにいろんな著書も出ています。
実際、最近読んだ本はこちら。
『LISTEN』
帯に書かれていた「『聞くこと』は最大の知性」というフレーズが気になり、即買い。
とても興味深く、「聞く」という行為の奥深さを知ることができる作品です。
この本のまとめについては、また別の機会にまとめようと思います。
今回は、自分の中で感じていることをまとめます。
思っていることは目に見えない
本音とか本心から話ができるかどうかは互いの信頼関係だったり、
その時の状況によると思います。
気の会う仲間だとしても全て言えるかというと言えないこともあったり
目の前にいる相手も多くの場合は同じように
「本音は言えない」と思っています。
「自分も本音を話すから、本音で話してね」と言っても、それは難しい。
とはいえ、100%のことを話すことはできないとしても、
お互いに信頼できる関係を作るにはどうしたらいいのか。
ここで、少し話をそらします。
皆さんご存じの「鬼滅の刃」
この鬼滅の刃で主人公の竈門炭治郎くんを思い浮かべてください。
炭治郎くんはなぜ、あんなに優しく、人に寄り添えるのか。
しかも、人だけでなく鬼にまで最終的に寄り添います。
それは、
「匂いで相手の感情がわかるから」
そもそも人がどんな感情になのか、
それは人に100%伝わるものではありません。
少し語弊があるかもしれませんが、
コミュニケーションスキルとしてはチート能力です。
(※チート=イカサマ級にすごいの意)
実際に人の感情を〝感じる〟ことは、ありますよね?
「嬉しそう」「怒ってそう」「悲しそう」
感じることはできますが、あくまで主観です。
100%理解することができない。
人の感じていることが、わかってしまうのが、炭治郎くんです。
ただ、
自分の話したことや自分の行動に対して、相手の感情の反応がわかることは
いいことばかりではなさそうですよね。
炭治郎くんも、この能力で苦しんだこともあったのでは、、、。
話を戻します。
感情を感じとる
相手の感情を100%読み取ることはできませんが、
相手がどんな感情なのか感じ取ってはいます。
人は対話の中で無意識に、感じています。
ちなみに、こんな法則があります。
「メラビアンの法則」
視覚、聴覚、言語で人は感じ取っています。
その感じとっている割合が、このメラビアンの法則によると
実は言語の情報はたったの7%しかないんです。
どれだけ相手の感情を感じとれるかが。
「聴く」ということには重要だと僕は思います。
円滑で有意義なコミュニケーションを取るためにも大切です。
いいコミュニケーションを取るには、
相手が、どんなことに興味があるのか、
どんな好みがあるのかを聞き出せた方がいい。
そして、聞き出すためには相手の感情を感じ取ることが必要です。
自分の質問に対して、相手がどんな反応を示し
どんな感情を抱いているのか。
表情、仕草、素振り、言葉、あらゆる反応を情報元にして感じ取る。
それによって、返す言葉が変わります。
深く対話をするために
どんな言葉で呼びかけるか、どんな質問を投げかけるか
この話題には興味があるのか、全く興味がないのか。
言葉では伝えづらいことだから感じ取る必要がある。
そのために感じ取るためのセンスを磨くことが必要だと僕は思います。
感じ取るセンスはどうやった磨けるだろうか。
多くの人とコミュニケーションを取り、寄り添い、聴くことを繰り返してみる。
また、
映画や小説など登場人物の感情が表現された作品に触れてみたり、
そんな作品からも「感じ取るセンス」は磨くことができます。
「聴く力」と言っても、奥が深いなと、最近はつくづく感じました。
難しいからこそ面白い。人の深いところまで聴くために、もっと力をつけていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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目標は学校を作ること人を活かす学校を作りたいです。最近はいろんな人とコミュニケーションが取れる方法を考えています。何かこれから生きる人に残せるモノを作りたいと思っています。