信用と信頼の話
あなたは、「信用」と「信頼」の違いを説明することができますか?
組織の構成員は、この「信用」と「信頼」によって結びついていると言っても過言ではありません。
今回は、組織の話だけに留まることなく、日常生活においても役に立つ「信用と信頼」について述べたいと思います。
信頼は信用から生まれる
信用と信頼を簡潔に表現すると
過去を信用する。未来を信頼する。
ということになります。
過去の積み重ねによって信用が生まれ、その信用が積み重なって信頼が形成されるのです。
つまり、
信用は条件付きで相手を信じること。 ex.仕事や取引
信頼は無条件で相手を信じること。 ex.友情や愛情
になります。
信用と信頼は簡単に崩壊する
信用や信頼は構築するのにはすごく時間がかかります。
なぜなら、それぞれ、過去を積み重ねないと構築されないためです。
そんな、信用と信頼はある性質を持っています。
それは
崩壊するのは簡単
という性質です。
信用や信頼は、構築することが大変な一方で、崩壊するのは一瞬なんです。
この性質を説明するいい例は"恋愛"ではないでしょうか。
恋をして、その人と結ばれたいと思ったら、食事に誘い、デートをして、告白をして…
という風に、時間をかけてじっくりとお互いのことを知りながら信用と信頼を形成していきます。
ですが、
浮気されると、それまでどんなに相手のことを愛していても簡単に別れてしまう
のではないでしょうか。
このように、信用と信頼は構築することが大変な一方で、崩壊するのは一瞬なんです。
関係性の中で生きる私たち
僕たちは関係性の中で生きています。
信用と信頼という土台の上に関係性は成り立っているんです。
過去を信用する。未来を信頼する。
信用と信頼は構築することが大変な一方で、崩壊するのは一瞬。
信用と信頼は一人では構築できません。
相手の過去を信用するのはあなたです。
相手の未来を信頼するのはあなたです。
信用と信頼の構築はまさに共同作業なのです。