ハクナマタタ
失敗からの立ち直りというカッコいいエピソードがないか。私がこれまでに起こった失敗を思い返してみたものの、語れるような失敗が思い浮かばない。
もちろん失敗はしてきている。遠足でお弁当を忘れたこと、テストでミスして衝撃的な点数を取ったとか、そういったしょうもないことは数え切れないほどある。
そのような失敗で1番酷いのは酔っ払っていたときに転んでしまい、その際にたまたま運悪く花壇に後頭部を打って流血。そして救急車で運ばれ、翌日みかんネットのようなものを頭から被って会社に出社するという辱めを経験したことだ。
そのお酒の失敗があったから、今は一気飲みはしないこと、お酒と一緒にお水も飲むことを心がけるようになった。
以上。
単に振り返っただけでは、このようにただのダメ人間になってしまう。せっかく良い機会をいただいたので、今回はこれまでの自分をもう少し振り返ってみた。
しかし、テーマに合うような「失敗があったから、、、」に繋がるようなこれといったエピソードが思い浮かばない。
なぜだろう。失敗そのものをしてないのか。
そんなことはない。先程書いたような失敗をはじめ、受験や就活、恋愛といった分岐点となるような場面でも失敗は度々あった。
失敗したときに逃げ出してしまっていたのか。
それも違う。負けず嫌いな性格もあって諦めるということはなかったように思う。何とかしようとあれこれ頑張っていたと思う。
そう。何とかしようとしていた。
様々な失敗を思い返すとそのどれもが何とかなっている。その時は大変だったり後悔ももちろんあった。
しかし、時間が経ってみると辛かったことや後悔も今に繋がっていて、何とかなったなと思えるようになっている。
頭の傷が治り、痛みを思い出せないのと同じように、お弁当を忘れた時に友達が少しずつおかずを分けて助けてくれたように、驚く点数を取っても進学できたように、その時はどうしようと慌てていたとしても、どうにかなっている。
だから、「あの失敗があったから」と振り返っても何とかなっちゃったし、語るほどじゃないなと思ったのだ。
英語はできないけど海外に一人旅してみよう、話せなくても何とかなる。
走り出せば何とかなるから、まずはプロジェクトを始めてみよう。
人前に立つのはやだな、、、立候補してみよう。何とかなるさ。
どれかひとつではなく、あの失敗一つひとつがあったから、「何とかなるさ」を合言葉にとりあえずやってみようと思える今の私がある。
やってみたから失敗もあるわけで、何もしなければそうはならなかった。挑戦した自分を褒めたい。
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