ファシリテーターになる@唐桑中学校・松岩中学校
相談ブース
3年生の授業で、テーマ設定や実践計画の相談サポートを行いました。
唐桑中学校や松岩中学校では、3年生は1人1テーマを持って探究を進めています。これまではコーディネーターが教室に入り、机の間を回りながら手が止まっている生徒に対して声をかけて話を聞くやり方を取っていました。
しかし、教室の隣または教室内にコーディネーターの”相談ブース”を設け、相談したい生徒が直接相談ブースを訪れる形で実施しました。自分のペースでコーディネーターと話せるのと同時に、じっくり考えたい生徒は作業に集中することができます。
ファシリテートする
探究学習において大切なのは教員がファシリテーターとして振る舞うことだといわれています。経営コンサルタントのフラン・リース氏は、ファシリテーターの基本スキルとして以下を挙げています。
コーディネーターが、相談を受けるときも、「こうするべきだ」「こうした方がいい」といったフィードバックはしないように心がけています。あくまで「引き出す」ことに注力しており、生徒のことばを掘り下げたり、重ねて質問をしたりすることが多いです。
実は抽象的なテーマ・問いでも5分話せば、その奥にある想いが表出することはよくあることです。
生徒たちは問いを立てられないわけではありません。具体的な問いがどういうものなのか、良質な問いとはなにか、がわからないだけです。
まずは可能な限りフィードバックしてあげることが、生徒の探究活動を進めるうえでの”ガソリン”になることでしょう。
コーディネーターが普段から心がけていることの一部をまとめてみました!
そして、唐桑中学校と松岩中学校では、10月からプロジェクト探究部を開催予定です!!これからも中学生のチャレンジをコーディネーターが応援します!!
(文・探究学習コーディネーター 渡邊 国権)
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