地域を知る_2023年8-9月@気仙沼中学校
プロジェクト探究部活動LOG_2023年8-9月
気仙沼中学校にて、第3回〜6回のプロジェクト探究部を実施しました。
夏休みの学校閉鎖期間と重なった関係で学校での活動が難しく、気仙沼まちひとしごと交流プラザ(PIER7内)で実施しました。気仙沼市内のいろいろな団体紹介のパンフレットやイベントのチラシがあるスペースを巡りながら、「内湾エリアプラットフォーム」、「えいごカードゲーム」、「森森フェスタ@八瀬地区」、「シェアスペース スクエアシップ」などを紹介しました。参加した中学生は、自分の住む気仙沼市内でたくさんの取り組みが行われていることに驚いた様子でした。
市内で行われている取り組みにヒントをもらいながら、ワークシートを使っての個別ブラッシュアップを行い、探究テーマについて対話しながら深める時間となりました。
クリエイティブな活動をする前のウォーミングアップとして最適なアクティビティ「30サークルズ」を実施しました。内容は、2チームに分かれて、配布された30個のマルが描かれた紙に描き足してなにかの絵をたくさん描くというもの。
各個人で描いた後は、チームになってアイデアを共有し合いながら、できるだけ多くの絵を描きます。まるオフィスの大学生インターン生も加わりながら、多種多様な絵やアイデアが飛び出し、終始明るい雰囲気で行われました。
続いて紙のワークシートを使って、取り組んで行きたい「”探究テーマ” や ”問い”」、設定の理由、実践方法などを記入していきました。記入しながらコーディネーターと対話し、内容のブラッシュアップを行います。統廃合が予定されている中学校の有効活用に興味関心がある生徒は、他の地域の理科活用の例をタブレットを活用して調べていました。
最後に、全体でテーマや実践内容の共有を行いました。
最初に、数字をイメージで表現していき、意思疎通を図るカードゲーム「ito(イト)」に取り組みました。「気仙沼のお菓子といえば」をテーマにお互いの持つカードの数字を通じて、価値観を探り合いました。
記入しながらコーディネーターと対話しながら、ブラッシュアップを行った。その後、全体でテーマや実践内容の共有を行いました。
最初のワークとして『答えのない道徳の問題 どう解く?』のなかから、2つのテーマについて参加者全員で対話を行いました。それぞれが正解のない答えに対して活発に議論し合うなかで、生徒たちのもつ対話力にコーディネーター陣も関心しきりでした。
・テーマ1「人数が多い方が正しいってどうして言えるのだろう?」
・テーマ2「チョウチョウを殺して、ネコを殺しちゃいけないのはどうしてだろう?」
続いて、今回からはGoogle Slideを活用して、取り組んで行きたい「”探究テーマ” や ”問い”」を基に、実践方法などをコーディネーターと対話しながら、ブラッシュアップを行いました。既存の公共施設の有効活用をテーマに取り組んでいる生徒はアンケートを作り上げ、収集を開始していました。
(文・気仙沼市探究学習コーディネーター 渡邊 国権)
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