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気仙沼の大人の話を聞きに行こう! プロジェクト探究ワゴン

日付:2023年7月26日 10:00〜16:00
学年:1〜3年有志
概要:プロジェクト探究ワゴン(合同フィールドワーク)
学校:鹿折中学校 / 新月中学校 / 気仙沼中学校 / 面瀬中学校 / 唐桑中学校
コーディネーター:加藤・成宮・三浦・渡邊

7月末、夏休みが始まりました。部活動に勉強と忙しい日々ですが、探究活動にもたっぷり時間を費やせる時期です。
プロジェクト探究部では、活動に参加しているメンバーを対象に、バス1台を貸し切って市内の大人の話を聞く合同フィールドワーク「プロジェクト探究ワゴン」を実施しました!今回は5つの学校から26名が参加してくれました。

プロジェクト探究ワゴンは、他校のプロジェクト探究部の生徒との交流の機会と、地域の大人の話を聞いてアクションを起こすためのヒントを得るきっかけの作りを目的に、今年度から新たに始めた企画です。
学校や学年がごちゃ混ぜになった5つのグループを作り、一緒に行動をともにしました。

株式会社菅原工業 菅原 渉さんのお話

まず初めに、菅原さんのお話を聞きました。株式会社菅原工業は、市内の土木・建設事業だけでなく、インドネシアで新規事業にも取り組んでいます。講話の前にみんなで歩いてみしおね横丁に向かい、自身が手がけるインドネシア料理店や礼拝所について説明を受けました。

その後、人手不足の課題解決のために外国人技能実習生を受け入れていることや、インドネシアで取り組むリサイクルアスファルト事業について、気仙沼というまちに対しての想いなどを語っていただきました。初めて聞く話に、思わず「へー!」「そうなんだ!」と声があがります。視野を広く持って課題に取り組む考えを学ぶことができました。

気仙沼まちなかエリアプラットフォーム 堀内 真介さんのお話

昼食を挟んだ後は、堀内さんのお話を聞きました。学生時代は勉強ができなかったと語る堀内さん。自身の経験を面白おかしく語ってくれました。鳶職、介護士を経験した後、震災後に介護施設を3施設とバスケットコートを併設する施設を自身で建設も手がけながら運営している話をしてくれました。ここまで経験できたのは、友人や支援してくれた人たちのお陰であると、勉強以外の大切なことを教えてくれました。

特定非営利活動法人ピースジャム 佐藤 賢さん
自然あそび保育モリノネ 深澤 鮎美さんのお話

その後、バスに乗って到着したのは自然いっぱいの落合地区。ここでは佐藤さん、深澤さんのお話を聞きました。佐藤さんには、震災直後のお話や親同士の繋がりが減っていることなど、社会課題に対して事業を立ち上げた話をしていただきました。屋外のツリーハウスでは、深澤さんから移住者としての自身の経歴や、モリノネの団体設立の経緯と活動紹介ついて語っていただきました。子育て支援をテーマに探究している生徒もいるため、熱心に話を聞いている様子が印象的でした。


4名のお話を聞いて、「気仙沼にはこんな面白い大人がいるんだ!」と感じてくれた1日になったのではないでしょうか。プロジェクト探究ワゴン終了後、中学生からのアンケートでは以下のようなコメントが寄せられました。

<印象に残っていること>
● 話を聞いたどの人も挑戦(チャレンジ)が大切だと言っていることが印象に
  残っています。 理由はどのみなさんも色々な活動を始める時にチャレン
 ジ精神を持っているように感じたからです。

●勉強以外にももっと大切なことがあると知りました。 今いる友達、そして
 これからできる友達を大切にしていきたいです。 特段今(中学校時代)の 
 友達は、大人になっても関わりがあることが多いと聞くので、 そのように
 なるためにはどうすれば良いか考えながら生活したいです。

一歩を踏み出すきっかけづくりができていたら嬉しいです。また、今回一緒に行動を共にしたメンバーは、それぞれの学校で探究活動を進めています。12月に合同発表会を予定しているので、次に会う時にお互いどのような変化をしているか、冬がとても楽しみです。
引き続き私たちも全力でサポートしていきます!

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