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【宿×出版社】真鶴出版を訪れてみて

神奈川県の西の端っこ、真鶴半島にある
小さな港町で私たちは暮らしています。
この物語は、私たち夫婦が
縁もゆかりもなかった真鶴に移住し、
ゼロから「泊まれる出版社」をつくる話です。

小さな泊まれる出版社 p.37

本を読んで以来、行くタイミングを逸していた「真鶴出版/泊まれる出版社」に伺ってきた。

いざ真鶴の土地に降り立ってみると、独特な街並みにびっくりする。

公道と私道は曖昧。すれ違う人を意識せざるをえないほど狭い瀬戸道。
少ない人口だからこそ、顔見知り同士も多い。

「真鶴出版/泊まれる出版社」前の瀬戸道

街歩きをしていると、あらゆる場所で真鶴出版の出版物を目にする。
本屋はもちろん、美容室やピザ屋さんまで。

自分と同じく「真鶴出版/泊まれる出版社」をきっかけに初めて真鶴を訪れる人も多いという。
街の内需だけでなく、出版物を通じて来訪者を増やして生計を立てるのは、地域における出版社の重要な役割といえるだろう。

高台から見渡す真鶴

生活と仕事が固く結びついている。それはそれで大変なこともあるという。
しかし、公私が入り混じるからこそ、一般的な「地域論」や「コミュニティ論」に留まらない肌触りのある出版物に仕上がっているのだと思う。


【真鶴について知ることができる参考文献】


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