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晩夏の六甲。2022/09

 台風が関西の横を通りすぎて、1,2日涼しい夜が続いたと思ったらまた夏がぶり返している。この日は前々日まで続いた雨模様も無縁で、照り付ける陽射しが暑かった。

機材

カメラ:SONY α7Ⅳ
レンズ①:SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN
レンズ②:SIGMA 85mm F1.4 DG DN
いつも通りに。

撮影

 今回もポートレート撮影を兼ねてのぶらり。例によってポートレート写真はこちらにこれから投稿予定。
 2年半ぶりの六甲山で、前回の登山時は濃霧で一切景色が観れない始末だったのでなんだかんだ今回は晴れて良かった。
 屋外ゆえ85mm一本で行こうかとも思ったけど、現場で距離取れなさそうだなと思ったので24-70mmメインに。

45mm F2.8 SS1/1600 ISO100

 阪急の六甲駅からバスに乗り、ケーブルカーのふもとまで。夏の光線をフィルムライクなレタッチで仕上げたくてその練習を。

50mm F2.8 SS1/320 ISO100

 そういえばSIGMAの45mm単焦点が欲しくなりそうな今日この頃。SONYの50mmGレンズも考えたが、どうもフードが僕の好みじゃない…大口径でもない単焦点を持つ理由なんて安いか軽いか所有欲くらいなのだから後者が満たせないのはつらいか。
 45mmは絞り解放の描写がピーキーとは聞くが、このカメラは細かく写す(写しすぎる?)し、多少甘くても結局フィルムライクに持っていくならアリなのかなと思ったり。けど24-70持っててF2.8で変わらないなら我慢なのかな…
 今回の撮影もファインダーを覗いて、「あ、これは35mmだな…」とか「いや70mmで抜いてみよう」みたいなことが何度もあった。24-70の存在はやはり大きい。それでも街スナップとなると「あ、撮ろう」じゃなく「よし、撮ってやるぞ」のメンタルになっちゃうのがひとつ問題。

2枚とも 45mm F2.8 SS1/5000 ISO100

 やっぱり縦構図の方が良いかな?撮る時は意識してないけど、見返すとポトレもスナップも縦構図ばかりだ。

45mm F2.8 SS1/100 ISO100

 帰りのケーブルカーは満員で六甲駅からのバスもパンクしていたが、行きは僕含め5人程度の乗客。窓なしの展望車もあって解放感に溢れる。

70mm F2.8 SS1/6400 ISO100

 こんな眺めだったのね。絶景。2年前の数m見えない濃霧もそれはそれでレアだったのかもしれないけど、やっぱ見えるに越したことはない。"エモい"空だ…
 少し暗め、周辺光量補正も切って儚げにレタッチ。

45mm F2.8 SS1/5000 ISO100
70mm F2.8 SS1/8000 ISO100

 うーん。エモい空だ…(2回目)
 9月も中盤に差し掛かるところだが、本当に夏の天気。最近は春や秋の時間が短い。気がつけば僕は寒い寒いと文句を言うのだろう。

85mm F2.0 SS1/4000 ISO100
24mm F2.8 SS1/1250 ISO100

 ポトレ撮影が終わってから、ケーブルカー行のバスまで20分ほどあったので地サイダーを味わうことに。2種類あったが強炭酸の有馬サイダーを選択。しっかりとした炭酸に甘すぎない味で美味しかった。
 そういえば、前に有馬温泉に行った時買った炭酸煎餅も美味しかったな。

 ちなみに、これは瓶越しに太陽撮ればエモくなるかと思ったけどそう簡単にはいかず結局順光でポストに置いて撮った1枚。撮り方なのかレタッチの問題なのか、勉強しなきゃの連続。

50mm F2.8 SS1/8000 ISO100

 日が傾きかけた空、街灯。 うーん、エモい…(n回目)

 今日という淡い記憶と思い出を抱えて下山する。「帰りたくない」「まだ遊びたい」と叫ぶ子供の泣き声が、満員のケーブルカーを楽しむBGMとなった。
 きっとあの子、楽しかったなら今日のことはずっと覚えてるんじゃないかな。今は親に抱えられケーブルカーを降ろされたけれど、大きくなったら今度は自ら親と手を繋いで「六甲山に行こう」と誘うのだ。


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