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「勉強が面白くなる瞬間」 に再会した話

書店で何度も手に取ってはページを捲り、
購入するか迷って迷って購入した一冊。

【勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐに勉強したくなる究極の勉強法】

著 パク・ソンヒョクさん  訳 吉川 南さん


なぜ、購入を迷っていたのか。
理由は至ってシンプル。

「勉強は嫌いじゃないし、今のところ好き」だからだ。

わたしの勝手なイメージでこういう本は、
勉強が苦手な人が読むものだと決めつけていた。

現在はSNSで発信する立場の人間として、
学びについては意欲的でいたいとさえ思う。

そんな私がなぜ、購入を決めたのか。
それは最近勉強をしていて「面白くなる瞬間」に出会うことが減ったからだ。

勉強をしないといけないという気持ちから、
いつの間にか義務となり作業に変わっていた。

「面白い、楽しい、もっと深めたい。」

もう一度これらの感情に出会いたいという気持ちが、私の背中を押して、本を手に取り気づけばレジに向かっていた。 
帰宅後、自分のこれまでの勉強人生を重ねながら、ページを捲った。


本書は4つのパートに分けられ、勉強とは無縁であった筆者が勉強によって人生が変わった体験談をベースに進んでいく。


個人的に全てのパートを読んでほしいのは、このような人である。

・「勉強って何だっけ?」と思っている人
・夢や目標がなく、毎日を淡々と生活している人
・3日坊主が当たり前の人


もちろん、自分が必要としている部分だけ読むのもありだ。
各パート毎にこんな人に読んでほしい!を本書内で心に響いた言葉とともに書いてみた。

■ PART1  勉強に手遅れなんて、ない

・「今」から勉強を始めて大丈夫かと思っている人

まだ誰にも見せたことのない、あなただけが知っている自分の可能性を大切にしましょう。(P.29より)

■ PART2  苦しくても頑張ろうと決めた瞬間、全てが変わる

・「夢」や「目標」って何だっけ?な人
・何をやっても続かない人

「人生を生きるのに必要な能力」を伸ばすために学ぶ(P.92より)

■ PART3  誰でも勉強に没頭できる「21日の法則」

・つい誰かと比べてしまう人
・勉強することに孤独を感じてしまう人

勉強するときは、「いま、ここ」に没頭する(P.146より)

■PART4   人生で最高に勉強に適した日は今日である

・最近勉強が作業になっている人
・学ぶことの面白さをもう一度体験したい人

一瞬たりとも忘れないでください。勉強できるということは、「恵まれている」のだということを。(P.271より)



さてここからは、私の過去に重ねたお話を少しだけ。

数年前からSNSで自分の勉強や日常を発信するようになった。
社会人になり、周りに勉強をしている仲間が減ったことに少し寂しさを覚えたからだ。発信することで勉強が習慣化され、自信がついた私は通信制大学に入学した。

しかし、楽しいと思っていた勉強もいつからか仕事との両立が大変で作業になってしまうことが多くなった。

「とりあえず少しだけでも勉強しよう」
「試験までテキストをとりあえず終わらせよう」


気付けば「とりあえず 」という言葉を頻繁に使うようになっていた。


最近そんな日々を過ごしていた私にとって、本書が教えてくれたのは

学ぶ姿勢一つで人生はいくらでも変わるということ。


勉強が面白くなる瞬間は誰かから貰うものでも、天から降ってくるわけでもない。学びに対する自分自身の心を入れ替えたおかげで「勉強が面白くなる瞬間」に再び会う機会が増えた気がする。

私たちには、勉強する自由がある。(P.253より)

この本はそんな当たり前ではない自由を持っているあなたに、是非一度手に取って読んでいただきたい一冊である。



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