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けテぶれQNKS心マトリクスをフルで実践したら3学期に子どもたちの姿と教師の働き方は、こうなる。

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〜3月28日 18:00

本記事は特別記事として、本文の要約文を公開しています。

葛原書房

🔄 教育的成果と労力のバランス

私は教育的成果を上げようと頑張っていますが、完璧ではありません。しかし「自ら考え、自ら学び、自ら生きる」という点では広がりがあり、良い一年を作り上げる自信があります。特筆すべきは、労力と成果のバランスです。成果に関しては全国の先生方の中にはもっと素晴らしい方もいますが、投入する労力と得られる成果の比率で考えると、私は全国でもトップクラスだと感じています。サボっているわけではなく、日々子どもたちとニコニコ過ごすだけで、子どもたちは自ら学べるようになっていくのです。

🧠 要所の仕組みと語り

この背景には緻密なシステムと要所での適切な語りがあります。例として、最近「いつでも学期末テストに取り組める」という仕組みを導入しました。これは教師が丸付けのために机に座っていても、子どもたちが各自の学習を進められる環境ができているからこそ可能になりました。一学期のときは違いました。教師は常に子どもたちの間を歩き回り、「次は何をするの?」と促し続けていました。この変化を子どもたちと振り返ることで、彼らの成長を実感させています。

👨‍🏫 教師の立ち位置の変化

学びの場において、子どもたちは当初は現在地を見失いやすく、目の前の楽しい方向に流されがちです。しかし今では自分で計画を立て、見通しを持って学習できるようになりました。教師は教室内で自由に動けることが重要ですが、子どもたちの自立により、一か所に留まっていても学びが継続される環境が整いました。

🌱 三学期の学びの開花

二学期は子どもたちの思考のベクトルを見ながら半歩先を示し、「できるから説明できる、説明できるから作る」というプロセスのバリエーションを広げてきました。三学期になると予想以上の学びの開花が見られ、さらに一歩先を示す取り組みを続けています。特に学年末の今は、オール理科DAYのように一日で単元を導入から終了までやり切る挑戦も行いました。

🚀 子どもたちの主体的な学習意欲

空き時間があると即座に自分の課題に取り組む意識が子どもたち全員に芽生えています。勉強が苦手だった子どもたちも、自分の力で課題をクリアしたときの喜びを表現し、その喜びを友達と共有する姿が見られます。テスト受験の時期を自由にしたことで、個々の学習ペースに合わせた取り組みができるようになりました。

🔄 個別最適と協働的な学びについて

「個別最適な学び」と「協働的な学び」は本来、良い学びの場があれば自然と生まれるものです。これらを分けて考えるから問題が生じるのです。「いい学びの場を作ろう」と目指せば、自動的にこの二つの側面が実現します。流行りの言葉に惑わされず、根本的な学びの場づくりに集中すべきです。

🔨 4月からの1年間の成長過程

4月の子どもたちは熱いけれど形のない鉄のような状態です。まずは枠組みを示し、その中に子どもたちを入れます。ただし重要なのは、最終的には枠から出ても形を保てる強さを育むことです。教師の言葉は鍛冶のハンマーのような役割を果たし、子どもたちを強くしていきます。

💎 教育における費用対効果

結果として三学期の今は、子どもたちが教科書を自分で読み、ノートをまとめ、問題を解き、丸付けして、必要な練習を積み上げ、さらに自分なりの問いを探究していくという高度な自立が実現しています。これにより教師の負担は大幅に減り、教材研究に集中できるようになりました。子どもたちも幸せに自ら学校に来て学び、保護者との関係も良好です。この実践は厳しい教育現場において、教師の働き方と子どもの学びの質の両方を高める一つの解決策と言えるでしょう。


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