徹底解説「学びの木」

割引あり


けテぶれチャンネルプレミアムということで今月からは葛原図解総解説という企画です。よろしくお願いいたします。

今月もプレミアムに入ってくださっている皆さん、ありがとうございます。学習研究所所長の葛原と申します。先月はけテぶれ宿題革命総解説と題しまして、けテぶれの青本、青い本を一から順番に紹介する放送をやってまいりました。

図という思考の結晶

私は結構図を作るということをよくやります。書房の方でも書きましたけれども、図化するということは、つまりは自分の思考をそれだけ結晶化していくような行為になると思っているんです。

まず徹底的に考えるということで、まず脳内でそういう情報をたくさん耕していくということが第一フェーズとしてあります。その思考というのを考えると、考えるということは実践と接続されていますから、それだけのチャレンジです。思考的に試す、つまり実践してみるという経験がまずその前にあるんです。それを大量に蓄え、そしてその蓄えられた経験を整理整頓する形で、そこから重要な要素を抜き出すというようにやっていくわけです。

これもけテぶれとQNKSの関係になります。まずけテぶれです。僕は初任の一年目の最初の授業から子どもたちに任せる学びというものを実現しようと思って実践してきたわけです。

そういうことをひたすらに繰り返してきて、その繰り返された中から、そういう発想を導き出して、いろんなことを結晶化してきたわけです。まずはひたすらやってみるという段階があり得て、その次にそれらを考えて振り返って考えるという思考が展開されていくわけです。

思考とは言葉の操作

ここで大事なのは言語化なんです。自分の思考、考えるということはつまり言葉にするということなんです。考えるということは、もう全部言葉でその世界、自分の経験を切り分けて整理整頓するというのが考える中身なんです。そのプロセスはQnksを抜き出してコメントで整理すると言っているんですけれども、抜き出すための道具は何かというと言葉なんです。なので考えると言語というのはもう密接につながっているというか、ほぼ同じことという意識的に論理的に考えるみたいな話です。

そういう感覚的な思考、感覚的な経験をしっかり切り分けて、そこで読書とか言語的なインプットというのが役に立つわけです。僕が喋っている内容とか本で読む内容というものは、自分の経験をいかに整理整頓するための視点や切り口や言葉を得るために読書をするということです。

自分の中身から大切なものを切り出すために読書するんだよということを言ったりしますけれども、それが言語です。僕は独立してから今までで、200万字以上の情報を出してきているわけです。数ヶ月で200万字です。しかもそれは僕が喋った内容を文字起こしする形での200万字。それが僕の思考のすべてというわけではありません。

教師として11年間、一年目から溜まってきているわけですので、自分の中にある言葉というものも、それはもう何億何兆という言葉がそこには含まれるわけです。その何兆の言葉の奥に、言葉にならない領域がそれの百倍ぐらいあるというような計算です。これは僕が特別というわけじゃなくて、人々みんなそうなんです。

全員こういう構造になっているんです。その言語というもので自分の感覚的な経験をどこまで切り出して整理整頓するかというところに得意ではあるので、その辺の言語の量というところで言うとまあ負けないんじゃないかなと思ってやっているわけです。

そういうことがあると、有料の回で葛原ゼミというのを今回立ち上げておりまして、そこはもう徹底的に自分の実践を言語化するという場にしたいと思っております。そういう6人チームで大学のゼミみたいに、文字で論文をみんなで書こうというような企画も立ち上げております。つまりは、そのやってみた後にも言語化なんです。

言語化→図化

その言語化というものを徹底的にやっていくということがあり得て、そうまだ先があるという話なんです。そうやってその自分の言葉というものを言語的に切り分けながら整理整頓していくと、言語というものは一次元配列なんです。つまり僕が今喋っているのもそうでしょう。今喋っているのも、この後にあの後に言葉を置いてという一次元で配列していくんです。この次にこの文字、この次にこの文字という一方通行の順番での配列、直線的に右から左へ、もしくは上から下へという配列で述べていくという言語の特性です。

それを徹底的に積み重ねていくと、この言語の一次元配列が二次元、三次元に展開していくということが起こり得るわけです。それが図なんです。図化するというのはそういうことなんです。無限の経験から切り出された無限の文字、その無限の文字を徹底的に構造化していく中で、縦にも横にもつながるような関係性を見出していくということです。その縦横に展開されるその関係性を表現するためには、もうそれは文字では無理なんです。文字は一次元配列ですから、ここに図というものが位置づくわけです。

こういうもう思考を凝縮して、もう本当にそんな感じで凝縮、凝縮を重ねて構造化されたものが図ということです。それについて一つずつどれぐらい解説できるかわかりませんけれども、そういう性質があるので喋ろうと思えば何億文字喋れちゃうということになるかなと思いながら、ちょっと実験的に僕もやってみないと分からないなと思いながらですけれども、一つずつ解説をしていきたいと思っております。

学びの木徹底解説

まず初めは、まあどの図から行こうかなと思ったんですけれども、学びの木にいきましょうか?僕の特性もありまして、強いものから先に出したいということがあるんです。ごめんなさい、濃いかもしれませんけれども、この学びの木は、もうものすごく僕としては気持ちいいというか、子どもたちにとっても分かりやすく、また学びを支えるための道具として、すごくいいツールになったなと思っております。

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