【自然農に学ぶ自立と依存と従属】
自然農の田畑に立っていると、本当の自立というのは、ありのままの世界を受け入れて、それを生きるということだと実感します。
例えば、空気は人間の力では浄化できませんが自然の営みによって浄化され、私達は生かされます。
作物も太陽や雨や風や虫や草の営みなしには育ちませんので、私も他の生命がなければ生きることが出来ません。
その事実を認識します。
子供は親を必要としますが、子供はまだ社会で生きる能力がないので、親に依存することが子供のありのままの姿です。
大人はその事実を理解し、子供を充分に愛護する必要があります。
逆に、事実を事実と捉えず、その中で自立を目指す、目指させるというのは、破滅への道です。
例えば、私たちを生かしてくれている自然界。その自然界を自立の為に破壊していく事は破滅への道です。
私たちが本当の自立を認識する時、足もとの本当の豊かさに気付きます。
自立と依存は表裏一体。
自然農の田畑で自立して作物を育てる場合、足もとの沢山の微生物や虫や草に依存することにより、その恵みを頂くことができます。
しかし同じ農であっても、単一的な資源を海外に依存する事は従属に繋がり、それは恐れと不安を招き、支配関係に繋がります。
また、それは循環ではなく自然界からの搾取であり、永続不可能なものです。
自分の暮らしの範囲で、搾取ではなく循環の中で、沢山のいのちに依存する事は、豊かさと安心と信頼がもたらされます。
私たちがどこに生かされているのか、何が事実なのか、そのありのままを受け入れて生きる事が本当の自立だと考えます。
「ありのままを受け入れる」というのは錯覚している認識をも受け入れるという事ではなく、錯覚と事実の別をつけて、事実の方を受け入れるということです。
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