教員採用試験突破法⑤~2次試験(模擬授業)対策編~
みなさん、こんばんは。KOHです。今回で教員採用試験突破法は最終回。ラストは模擬授業の対策です。
◇二次試験の内容
僕が受けた自治体では…
・面接
・小論文
・集団討論
・模擬授業
の内容でした。模擬授業では教科書、資料集をコピーした紙が配布され、50分でその該当ページの指導案を作成した後に、指定された部分を20分間模擬授業を行うというものでした。(導入からの20分や、展開部分を20分で行う的な)試験官が3人でチェック。
◇模擬授業対策としてやったこと
①授業の構成メモを作る
50分で指導案を書ききるために、各授業の指導案とまではいかないものの、こんな感じで授業を構成するというメモみたいなものを教科書1冊分の範囲で作りました。僕は講師経験がありました。そのため、授業でやっているところは大丈夫だと思ったので、それ以外の部分ですね。(さすがに出ないと思ったので文化史は省きましたが…)
採用されたら、半年後には同じく授業やるので指導のベースを作っておくのは良いと思います。
②誰かに見てもらう
授業はやるに越したことはないですね。
僕は同僚の先生に授業を見てもらい、アドバイスをもらいました。
内容が伝わったか?とか意図したとおりに生徒が動いたか?とかは生徒に対してやらないと実際わからないですからね。塾講師とかのバイトをしている学生さんだったら、そこで試すののもいいと思いますし、ほかの友人に見てもらうのもありだと思います。対人で練習するのが良いと思います。
◇対策のポイント
①雰囲気が大事
これは今でも思うことなんですが、すべての授業の根底にあるのは「対人関係」なんですよね。教員と生徒の関係。生徒と生徒の関係。今はアクティブラーニングを導入していくという流れの中で、生徒同士の対話を重視していく授業構成が増えていますが…いくら指導案上、いい構成をしたとしても、生徒同士の仲が悪ければ、授業は盛り上がりません。それは、教師と生徒の関係も一緒だと、今でもつくづく思います。
試験官は、教壇に立った時のイメージを持ちながら評価すると思います。「生徒の前に立った時に、関係を作れるか?」その時の、表情、声の張り、その人間が持つ自信。作り出す雰囲気。けっこう大事ですよ。
僕は練習の際に、「もっと楽しそうにやったら?」って言われたの今でも思い出します。感謝です。
②指導案の作成の仕方に注意
指導案は授業の設計図です。ポイントは授業の目的、目標と評価の観点があっているか?です。つまり、「この授業の目標は、生徒に○○の力をつけさせる、~~を理解させる。そして、それを身につけたか、理解したかを、生徒の△△から評価する」という一連の流れがブレないことが大切です。
そして、アクティブラーニングは目的ではなく「手段」です。生徒の思考が変化するような構成を考えましょう。
今日は教員採用試験の模擬授業について書きました。次回は指導案の作り方について、もう少し詳しく書いてみたいと思います。
それでは!
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