『誰でもゼロから稼げちゃう おうちCEOで「私」史上最高の働き方/宮本佳実著』ビブリオエッセー
《キラキラ女子成功版になりたかった私(笑)》
なんと、最も距離を置きたいと思っていたキラキラ女子が好みそうな一冊を手にしてみた。
キラキラ女子(勝手にイメージしてごめんなさい)には、しっかりがっちり努力して成功している一握りと、そなキラキラした成功者に憧れてキラキラな部分だけを真似て「キラキラ女子」「主婦起業家」になったつもりで、内容がない、全く稼げてない、趣味みたいなもので終わっている印象が強いほとんどに分かれているように見える。
資格取得でキラキラ
お茶会でキラキラ
異業種交流会でキラキラ
何ちゃらセミナーでキラキラ
忙しい忙しい
えっ?ところで、いつ稼いでるの?
ずっと準備中じゃない?
この本の著者のようにキラキラ女子成功者は、キラキラじゃない努力も苦労も失敗も試行錯誤もチャレンジもいっぱい乗り越えてその度にステップアップしてきたはず。
今日資格取りました。明日からはプロとしてキラキラ稼げます。
あれっ、こんなはずじゃなかった。
あっ、こっちの資格の方が稼げそう。
新しい資格取りました。明日からはがっちり稼げます。
あれっ、思ったほどじゃない。
キラキラ度が足りない?
コンサル受けなきゃ。
(そのコンサル、成功したことあるの?そのコンサル、貴方と同じレベルじゃない?)
そこまでの準備資金はどこから出たのかなぁ?
なぁんて、ゲスの勘ぐりをしちゃう女子がそこにも‥‥
キラキラ女子成功版、一っ飛びに行けちゃう人はそうそういない。
が、一つずつ積み重ねているうちに一気にジャンプする人はいる。
ジャンプなしに積み重ねて諦めずに行けた人がほとんどじゃないだろうか。
私は、その途中。諦めずに一歩一歩の途中。
できる事も、資金も、わらしべ長者で始めればどうだろうか。
20歳になった時に母から言われた言葉がある。
「自分の責任は自分で取りなさい」
これが良くも悪くも私の縛りになっている。
もうやめた!!
という時に負債がないようにするには「わらしべ長者」が都合がいい。
本書の最初に出てくるメルカリは、小さな資金を作るには最適だと思う。
私は得意の算数の教室で資金を作っていた。本業だけで回せるようになって算数教室をお終いにできた。
「物売りじゃなくて、物語を売る」
このことが、あっそういうことかとわかりやすく書かれていたので一部引用させてもらう。
洋服が欲しいのは、その洋服を着た「未来の自分」が欲しいのだ。例えば、その洋服を着て
・デートに行く自分
・颯爽と歩く自分
・友達から可愛いねって褒められる自分
・自信が持てる自分
洋服でなくても
「その商品自体ではなく、その商品を使っている未来の自分がみんな欲しい」
これだっ!!
腑に落ちた!!
わかったつもりでいたが「物語を売る」ってことが。
そして、毛嫌いしていたキラキラ女子、私自信が成功する時はキラキラ女子(おばさんでもいい、おばあちゃまでもいい)でありたかったんだ。
*『誰でもゼロから稼げちゃう おうちCEOで「私」史上最高の働き方』宮本佳実著
を読んでのビブリオエッセー
《キラキラ女子成功版になりたかった私(笑)》