『「独学」で人生を変えた 僕がいまの君に伝えたいこと/千田琢哉著』ビブリオエッセー
《独学が人生を変えてくれた》
私のライバルは7歳上の姉だった。
姉がやることは見様見真似でいつのまにか私の方が上手くできるようになったりした。
姉からしたら可愛くない妹だ。
今、仕事にしているお菓子を作り始めたのは小4の頃だ。
親が新し物好きだったから、50年前の我が家にはビルトインのガスオーブンがあった。
そうか、私のお菓子作り歴は50年なんだ。
独学歴35年を経てから、後付けで製菓専門学校に入ったわけだ。
10年前までは仕事にしていたカントリードール。初めて作り出したのは地方住まいの時。その町には作って入り人は少数で教室をやる腕前には誰もなっていなかった。
どうしても作りたくて、街の本屋さんにあったカントリードールの本を2冊かって独学修行を始めた。好き嫌いを言わずに最初のページから載っているドールを全て作った。
リビングがドールで埋め尽くされた頃、作品は100体を超えた。
ようやく
「もう、頭に浮かんだものはなんでも作れる」
と思った瞬間だ。
本を読むのはもともと好きだった。しばらく活字を読まないと頭がバカになりそうな気になる。
コロナでまとまった時間が読書を独学に位置付けた。
一年が経って、読書は仕事に格上げになった。
仕事であるからには、投資は回収しなければならない。
この本の最終章最終項
「自分の学びをアウトプットすれば、昨日と違う自分になれる/他人の評価が気にならなくなるまでアウトプットすれば、人生は勝ちだ。」
早々にその日を迎えたいものだ。
*『「独学」で人生を変えた 僕がいまの君に伝えたいこと』千田琢哉著 を読んでのビブリオエッセー
《独学が人生を変えてくれた》