「非常識な成功法則/神田昌典著」ビブリオエッセー
《そうか、自分にかければ害にはならない催眠術》
「ねむくなぁれ ねむくなぁれ」
の催眠術。
これに限らず言葉にはそう思い込ませるだけの力があります。
大勢の人が「美味しい!」といえばなんとなくそんな気になります。
大きな声の人が「大変なことになるぞ!」と言えば、なんだか不安になります。
これを悪用すれば、催眠療法だったり、おかしな宗教まがいなことになったり、あやしいネットワークビジネスになったりします。
そうそう、偉い立場の人が言ったことは「きっとそうに違いない」と思ってしまいます。
もっと身近で言えば、親や先生や家族から繰り返される言葉を信じて「私はダメなやつなんだ」「私は頭が悪いんだ」「私は鈍間なんだ」「私はせっかちなんだ」と悪い言葉により強い催眠の力がありそうです。
が、後の二つ、鈍間とせっかちは対象じゃないですか?
じゃ、どっちにすればいいのさ!
と言うことになります。
そこで、
鈍間は注意深い
せっかちは敏速
と言い換えれば、どちらも良い思い込みになります。
「鈍間だとばかり思っていたけれど、そうか注意深いのか。よし、いろんなことに気をつけよう。」
「せっかちだとばっかり思っていたな。そうか、素早く行動できる力があるんだ。」
厳密には鈍間と注意深い、せっかちと敏速は微妙に違うけれども、良い思い込みに変えられます。
この催眠の力を、成功するために、自分に使えばいいのです。
この本から私がチャレンジしたいことを抜粋してみました。
・眠る前にニタニタする→しかめっ面をすると脳みそがぎゅっと固くなり、ニタニタすると脳みそが緩む感じがしませんか?私は寝るまうじゃなくてもニタニタしていようと思います。
・目標を紙に書いて眺める→眺めて3D映像で想像します。
・都合の良い肩書きを考える→公にはしない。自分でそう思い込む。
・都合の良い肩書きに見合った格好をする→なりきってみる
・エレベーターで目標達成日まで昇る。そこから一階一階降りながらその時点ね自分を想像し今の階まで降りてくる。そして今からそのエレベーターに乗ればいい。
他人に催眠をかけては迷惑ですが、自分にかけるのはなんてことはありません。
それだけで、成功するほど甘くはないですが、やる気のエネルギーには抜群の効果がありそうです。
さっ、ニタニタして目標を映像で想像して、◯◯な自分になりきって仕事しよう。
「案外、単純なんだね」
と、言いました?