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3泊4日ガラパゴス諸島の旅 イサベラ島でアシカに癒され、ウミガメと泳ぐツアーはコレ!【前田家の世界一周】

先日、たまたま話していた人から「世界一周の良いところと、悪いところを教えて」と言われました。悪いところは、数日間おきに新しい環境に慣れることをしなければいけなく、辛いということ。良いところは、今まで名前しか知らなかった国や都市に、五感が加わり、より具体的な色が見えるところ、と伝えました。

エクアドルのガラパゴス諸島は、まさしく色を加えることができた場所の1ヶ所でした。来る前までのイメージは、未開拓の自然がたくさんあるところだと思っていました。実際のところは、開拓されて整備された街もあり(代表例のサンタ・クルス島についてはこちら)、他では見れない自然もある、多面性がある場所でした。

今回は、ガラパゴス諸島の「自然」の部分と触れ合えたアクティビティについてのお話です。

ガラパゴス諸島の旅計画

私たちがガラパゴス諸島にいた期間は、3泊4日と短い期間でした。

※そもそも、ガラパゴス諸島ってどうやって行けるん?という方はこちらのnoteをご参照ください。

もともとは、ガラパゴス諸島を巡るクルーズに乗ることも検討していました。というか、それしかガラパゴス諸島を楽しめないと思っていました。

しかし、それらのクルーズの費用は、安いもので1人、30万前後です。この後に南極へ行くクルーズも待ち構えていたので、費用を抑える旅にする方法を模索することにしました。

ただ、情報量が非常に少ない。日本語と英語の情報を調べましたが、安価に、でも楽しく過ごせる旅の方法をまとめている場所はありません(なので、このnoteを読んでね、という宣伝)。

調べていく中で、サンタ・クルス島がメインの島であることが分かり、日帰りのツアーも多くはないですが、あるっちゃあることがわかりました。

私たちは、スノーケリングやウォータースポーツも1日できれば満足できてしまう、コスパ最強カップルなので、とりあえず日帰りのツアーを1個予約することに。もし、他にもアクティビティがしたくなったら、現地で何か予約できるやろ精神です。

最終的なスケジュールは、これです。

1日目:キト→ガラパゴスへ移動
2日目:1日ツアーに参加
3日目:予備日&休息日
4日目:ガラパゴス→次の場所へ移動

参加したツアーについて

前田家がよく利用するツアー予約サイトは、GetYourGuideViatorです。

「とりあえず綺麗な海で泳ぎたーい!」とギャルみたいな要望しかなかったので、それプラスαで楽しそうなツアーを探したところ、イサベラ島でスノーケリングをしたり、フランミンゴやゾウガメを見るツアーがありました。

Viatorのリンクはこちら

ランチや島への移動代も含めて、1人あたり37,000円くらいです。クルーズの30万を考えるとかなり費用がおさえられています。

ちなみに、ガラパゴス諸島のあらゆるツアーは、朝の鬼早い時間にスタートすることが多いです。別のnoteではガラパゴス諸島へ入島する方法についてまとめていますが、大体の飛行機はお昼に近い午前中から午後2時くらいまでにガラパゴス諸島へ到着するスケジュールです。そのため、到着したその日に即ツアーは難しいかも!ということをプチ情報として書いておきます。(ただしサンタ・クルス島内にあるゾウガメの保護センターなどは、到着日と同日に行けるはず。)

私たちも、こちらの1日ツアーは到着した次の日で予約をしました。

イサベラ島について

今回のツアーの行き先は「イサベラ島」と呼ばれる、ガラパゴス諸島の中で1番面積が大きい島です。私たちが滞在していたサンタ・クルス島の隣にある島ですが、スピードボートで2時間以上かけて移動する距離にあります。

ツアー前日

ツアー会社は「Guiding Galapagos Expeditions」と呼ばれる、サンタ・クルス島にある会社です。

ツアーの前日に、ツアー会社からWhatsappに「明日のツアーに向けて、可能であれば、セーフティブリーフィングと、ウェットスーツ・フィンのフィッティングをさせて欲しい」との連絡がありました。当日のフィッティングでも構わないそうなのですが、時間が空いていたので伺いました。

右の人がツアー会社の方です
着ることはなく、ざっくり合わせるスタイル

スノーケリング用具、ウェットスーツ、フィンはツアー代金の中に含まれていました。明日の朝は、これらが入ったカバンをツアー会社からピックアップして、ツアーが始まります。

この時、一緒にフィッティングをしていたお兄さんが超独特。やたら「サメと泳げるのか」「サメはフレンドリーなのか」「過去にサメに人が食われたことがあるのか」「食べられたらどうなるのか」と、むしろサメに食べられたいんか?と思うほど、サメ質問責めをしていました。かなりウザくて、この人と一緒のツアーだったら嫌だなあ…と思っていたら、やっぱり同じツアーでした。そういうものですよね。

サンタ・クルス島からイサベラ島へ

朝6時20分。朝日がやっと頭を出し始めたくらいの頃にツアー会社に到着しました。昨日フィッティングした荷物を受け取り、昨日のサメニキも共に港へ向かいます。

港についたら、まず、持ち物をX線の機械に通す荷物検査がありました。りんごやオレンジなど、一部の果物や他の食べ物は、別の島への持ち込みが禁じられているようです。

サンタ・クルス島からイサベル島の移動に使うスピードボートに乗るために、ウォータータクシーでスピードボートへ移動します。

ウォータータクシーは、いくつかのスピードボートを巡回します。私たちは、事前にスピードボートの名前が書いてある札を渡されていたので、そのスピードボートの横にウォータータクシーがついたら降りました。

スピードボートの椅子はふかふかでした

スピードボートの席自体は座りやすくて良かったのですが、走り出すとまあまあ揺れますし、お尻が浮く瞬間も多々ありました。酔い止めを飲んでから乗船したので、幸いなことに船酔いはありませんでしたが、飲んでいなかったら100%ゲロってたレベルでした。

ちなみに南米でも売っている酔い止めはこれです。

薬の効果もあってか、行きのボートでは爆睡。あっという間に到着していました。

初手アシカのイサベラ島がすごい

イサベラ島に到着しました。プエルト・ビジャミルと呼ばれる中心地に船が着きます。

船から降りて30歩以内にいました。

巨大イグアナ

サンタ・クルス島で見たものよりも数倍の大きさで、ゴツゴツした見た目でした。まるでゴジラジュニアです。島の主みたいな風貌のイグアナが、何匹も歩いていました。

そして、普通の街中であれば絶対に見ないであろう、かわいいやーつがそこらじゅうにいました。いや、落ちていました。

可愛すぎて写真を連写しています。

致死量のかわいさです。これが、船から降りて300mの範囲内に全部います。何匹も見ると見慣れてきて、かわいさも薄れそうですが、ずーっとかわいかったので、とりあえずアシカ最強です。

イサベル島は、私が想像していた「ガラパゴス諸島」そのもので、何のアクティビティもしていないですが、もう帰っても良いくらいの満足感を得ていました。←

ラス・ティントレラス(Las Tintoreras)で更なる自然を感じる

ラス・ティントレラスは、ガラパゴス諸島のイサベラ島のプエルト・ビジャミル近くにある小さな島々の一群です。

これらの小島では、独特の野生動物と、さまざまな海洋生物を間近で観察できます。

ガラパゴスペンギン
ブービーズと呼ばれる明日青い鳥(オスは青魚を食べるから青くなるので、濃い青であればあるほど栄養素が足りている=繁殖力が高いオスとされるらしい)

1つの島は上陸ができる場所となっており、15分くらいの短いトレイルを歩くことができます。異世界感がある場所でした。

この島のトレイルを進むと、ラス・ティントレラスの名前の元となっている、「ティントレラ鮫」を観察できます。

透明度が高い水で泳いでいたので、上からでも余裕で見えます。

なお、例のサメニキは「ここのダイブして一緒に泳いでもいい?」って聞いてました。速攻断られていました。

このあとは、ラス・ティントレラス周辺でスノーケリングの時間です。

写真や動画は撮れなかったのですが、非常に思い出深いスノーケリングでした。

まず、海に入った瞬間から、アシカが近くをスイスイと泳ぎにきました。まるで「一緒に遊ぼうよ〜!人間〜!」と言わんばかり、ツアーのグループの周りをぐるぐるしてくれました。警戒心ゼロすぎて、この子大丈夫かしらって思うほど。

そしてしばらくすると、今度はウミガメが隣にいました。

イメージ画像として、ディズニー映画「ファインディング・ニモ」に出てくる、ウミガメのクラッシュの画像を載せたいですが、フリー画像はもちろんないので検索してください。

こちらも警戒心ゼロで人間に近づいてきます。その結果、誤って触れてしまいそうなくらい近くなり、「自然破壊はしたくないー!やめてくれー!嬉しいけどー!」とすっごい焦りながら泳いでいました。それくらい近くで、ウミガメと並行しながら泳ぐなんてこと、今後ない経験だと思います。貴重な時間でした。

ゾウガメの保護研究センター

イサベラ島には火山があり、昔は食料としてもゾウガメが使われたいたことから、ゾウガメの繁殖と保護に力を入れています。

背中のぼこぼこは火山の灰を受けたからだそうです

このように小さい赤ちゃんカメを小さなケージで保護しながら育て、ある程度大きくなった状態で、広いスペースへ放ちます。小さいうちは、ネズミなどの動物に食われてしまうそうです。

また、ゾウガメにもいろんな種類がいて、甲羅がドーム型のものから、下の写真のように平たい机みたいなものまでいます。

1番長生きしているカメは100歳以上でした。やはり、歳を取るとその分大きいカメになるそうです。分かりやすい!

保護の対象ということもあり、触れることや隣に行くことはできないのですが、壁を経てこのように写真を撮ることはできます!

なおビジターセンターのマークはこれです。センス…

その他のあれこれ

ツアーにはランチが含まれていたので、ビーチサイドにあるレストランでランチを食べたり、

暗い写真…

1匹しか見れなかったけどフラミンゴを見たり(本当はもっといるらしい)、

よく分からないトレイルを歩いてイグアナと遭遇したり、

移動用の車に人が乗り切れなくて、夫だけなぜか荷台だったり、

かわいそう

なんだか色々思い出深く、ガラパゴス諸島って自然の宝庫なんだな、と改めて気付かされるツアーでした。

まとめ

1日のツアーで、マリンスポーツから、自然にいる動物の観察まで行うことができました。ガラパゴス諸島、3泊4日の滞在では、サンタ・クルス島とイサベラ島のみでしたが、十分に楽しむことができました。

もし、私たちのように「ちょっぴりガラパゴスを味わいたい人」や「そんなに予算はないけどガラパゴスに行きたい人」は、私たちが参加したような1日ツアーで、海と陸のアクティビティができるものを見つけると満足度が高い滞在ができます。

ただ、他の島も全部素晴らしいと思いますし、そこでしか見られない自然もあると思います。特に、ダイビングのライセンスを持っている人であれば、なおさら色んな島で貴重な体験ができそうです。お金と時間に余裕がある方は、私たちの分まで、他の島を見てきてください!

お金も時間もない人であっても、ガラパゴス諸島は絶対に来た方が良いです。私も、また戻りたい。

ガラパゴス諸島編は、これにておしまい!

\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

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