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ふくしま花紀行~in 2022

地元の春の花だよりは、昨年も実は行っていました。
昨年回ったのは、
・須賀川牡丹園(Ⅰ、Ⅱ)
・大桑原つつじ園(Ⅲ)
吉美根よしみねふじ園(Ⅳ)
の3箇所。

今振り返ると拙い箇所も多いですが(苦笑)、興味のある方は、過去のトピックもどうぞ!

牡丹園

そして今年。
一昨日の俳句(「風光る」)の出来が悪かったもので、再度牡丹園に足を運んできました。
「今年は遅い」と思っていましたが、どうやら、昨年の投稿日付を追うと、やはり連休前~連休にかけて花盛りを迎えていたようです。

もう、季節感が何が何だか^^;
さらに、撮影してきた写真と俳句の季語がまた合わない(苦笑)。
笑うしかないのですが、そんなものかもしれません。

曇天に口唇寄せし桃の花
(どんてんにこうしんよせしもものはな)
【季語】桃の花(晩春)

昨日まで雨だったため、まだ天気が不安定です。

そして肝心の牡丹ですが、辛うじて温室栽培された早咲きのボタンが、オープンに合わせて植樹されていました。

花曇身を震わせる客人よ
(はなぐもりみをふるわせるまろうどよ)

【季語】花曇(晩春)

心もち、まだ弱々しい感じがします。

地植えの牡丹は、まだまだ蕾の状態。ちなみに、園内には中国から贈られた牡丹も、数多く植えられています。


水芭蕉腕広げて待ちわびぬ
(みずばしょうかいなひろげてまちわびぬ)

【季語】水芭蕉(仲夏)

尾瀬のものが有名ですが、須賀川牡丹園で春の訪れを告げる花の一つが、水芭蕉です。
で、俳句の季語と実際に咲く時期が、あまりにもずれていると思いませんか?
推測と言えばそれまでですけれど、仲夏の季語になったのは、おそらくあの歌の影響だと思います。
そりゃあ、尾瀬を訪れるのは「夏」以降でないと、無理でしょうけれど。

昔、初めて水芭蕉が咲いているのを見たとき(福島市土湯峠)は、早春に咲く植物だと知り、衝撃を受けました(苦笑)。

さて、園内には池もあります。

風光り花弁たゆたふ水面かな
(かぜひかりかべんたゆたうみなもかな)

【季語】風光る(三春)

季重なり、のような気もしますが……。
風光る、相変わらず難しい!
でも、牡丹を詠んだよりはまだましだと思ふ^^;
水面には、散った桜の花びらが多数浮かび、また、水面がキラキラしてきれいでした。

こちらの桜は、何となく、花の大きさから山桜系統か、サトザクラのような気がします。

恥じらいの乙女隠すはリラの花
(はじらいのおとめかくすはりらのはな)

【季語】リラの花(晩春)

リラの花(ライラック)の下にも、先に咲いていた桜の花びらがたくさん落ちていました。
そして、公園の一角には辛夷の大木があります。
余談ですが、こぶしと木蓮の違いは、

  • 花の大きさ(こぶし<木蓮)

  • 樹高(大体、こぶし>木蓮)

で見分けると、分かりやすいです。

芝桜も綺麗。
木瓜の花。牡丹が咲く前の、鮮やかな赤が目立ちます。

入口(というか出口)の奥にひっそりと咲いていたのは、多分、ヒメコブシ。近くに花の看板がなくて、調べまくりました(苦笑)。
そういえば、去年はこの花が分からずじまいで終わったのでした。


こちらは、牡丹園と道路をはさみ反対側にある、「市民牡丹庭園」の一角にある「木蓮」。紫色が鮮やかです。

花びらの大きさは、やはり木蓮の方が大きいです。そして、紫木蓮の香りを期待したのですが、この木は外れでした😅


果樹園の花々

さて、牡丹園周辺には果樹園が多くあります。
果樹園の花もなかなか綺麗で、こちらは、桃の開花をトップバッターに、色とりどりの花が咲きます。

県北(福島市周辺)ほどではありませんが、岩瀬地方も桃栽培が盛んです。
桜が終わる頃、今度は桃の花が盛りを迎えます。
桜よりも濃い色のピンクであれば、桃の花かもしれません。

花の大きさは、桜よりも桃の方がやや大きいです。

そして、こちらはさくらんぼの花。
ソメイヨシノなどと異なり、桜桃さくらんぼの花はほぼ白だそうです。

ですが花の付き方は、やはりソメイヨシノなどに似ていますよね。

さらに、岩瀬地方の果樹園は色々な果樹を手掛けているところも多いです。
こちらは、手前の白い花が梨、奥が桃畑。

最後に、こちらはりんご。りんごの花が一番最後に咲きます。

りんごの花はまだ咲いていなかったので、フリー画像より。
りんごは、ほんのりピンク色の花が多いですね。

そんなわけで、出来の悪かった俳句の詠み直しも含めて(苦笑)、春の福島の花々をお伝えしました!

©2022.k_maru027


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