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なかがわりえこさんありがとう

中川李枝子さんの訃報を聞いて、お会いできることはなかったなぁと思いました。でもずっとずっとそばにいてくださったなとも思いました。

小さい時に読んだなかがわりえこさんとやまわきゆりこさんの絵本が私の世界を素晴らしい空想の世界へ何度も連れて行ってくれました。悲しい時や寂しい時も絵本の世界はいつでも愉快で楽しくて、私も一緒にその世界にいるような気持ちになりました。

『ぐりとぐら』はもちろん大好きだけれど、私が頭の中で一緒に旅した世界は『たんたのたんてい』と『たんたのたんけん』でした。

みんなが食べたい『ぐりとぐら』のカステラだけじゃなく、絵本に出てくる食べ物はなんでも魅力的で、『たんたのたんてい』に出てくるギックのにんじんはみがき(こりゃ、食べ物じゃないか・・・)とか『たんたのたんけん』に出てくるザラメのついた、三かくのあかいストローベリィ・キャンディも私をワクワクさせるものでした。

キャンディの方は私の幼少期に絶対食べた記憶があるし、味も覚えています。まだ私が小さい時に代官山に「harappa A」というお店があって、父に連れて行ってもらって駄菓子を買うのが楽しみでした。そのお店にガラスのジャーに入ったザラメのついた、三かくのあかいストローベリィ・キャンディあったと思うんだよなぁ。

大人になってこどもたちにもたくさん読み聞かせたけれど、娘もたんたに憧れてつばのあるかわの帽子とぼうえんきょうを欲しがったんだよね!親子で影響を受けています。

そんな思い出の詰まった絵本たちが私にとってはずっとずっと宝物です。なかがわりえこさん、やまわきゆりこさんありがとうございました。ずっとずっと大好きです。

<<見出しの写真>>
内容とは関係ないけれど、子どものなんとも言えない日常が詰まった宝物写真です。「かえりみち」という作品名でソニー銀座店で展示に出した作品です。
手にもった私のニットのカメラカバーには息子が拾ったどんぐりや綺麗な葉っぱが入っているんですよ。

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