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終わりなきメロディ・音の風景(音でます)
皆さま、ごきげんよう
長月に入り、ちょうど1週間が過ぎました。
あすは、七十二候で云うところの草露白(くさのつゆしろし)。
早朝、草に降りた露が陽の光を浴び、白く光って見える頃。また、朝夕の涼しさが際立ってくる頃。
昔の人は、露が白く見えることを、夏から秋へと移りかわる目印にしていたそうです。
ふと目を閉じると。
雄大な田園風景の朝焼けが、果てしなく広がってゆくさまを感じます。
この曲を初めて耳にしたとき、「あれ、こんな曲を作る日本人作曲家っていたっけ?」
と思ったのが第一印象でした。
稀代のピアニストであり、作曲家・指揮者でもあったロシアの芸術家、セルゲイ・ラフマニノフ。
私のクリエーションのソースでもある畏敬の音楽家。
そのメロディに触れると、どこかとても東洋的なあらわれを感受するのです。
日本人の感覚でいうところの 移ろいゆくことへのものかなしさ、哀愁にも似た。
聞くたびに、新たな視界が開けていくような。
生じては変化し滅する、生じては変化し滅する、終わりのないメロディ。
いつのまにか自分の境目が溶け出し、永遠に拡張してゆくような、無限のリズムと音色の空間に浸り、まどろんでいる、そんな心地よさを感じます。
一生をかけて、ずっと聴いてゆきたい。
草露白(くさのつゆしろし)の夜長に、
ちょうどいい贅沢。
音の風景。
こちらでも触れています。(脳内キーワードとして汗)
P.S.1 ほしいのは、らしさ ジブンstyle
P.S.2 服は素材からデキている