2回目の心療内科へ
1ヶ月前、息子を心療内科に連れていった。
昨年の3月に予約。半年待ちだった。
予約したときは、あわよくばキャンセルできたらいいと思っていた。
でも、いつの間にかというか、あっという間というか。不登校になって半年が経っていた。
初回はとても丁寧に話を聞いてもらい、どうも「トラウマ的」なものがあるのではないかと言うことだった。
本人は「黒歴史」という表現で、自分の不登校の原因を医師に語った。
曖昧な表現を選ぶものの、彼のよいところでもあるコミュニケーション力で、しっかりとした口調で医師と会話ができていた。
2回目の今日も、医師と話をした。
昼夜が逆転していること
人ごみが辛いこと
人目が気になること
何のゲームをしているか
医師からは「夜に活動するとどんないいことがある?」
という質問。息子は、Discordで仲良くなった友達がいるとのこと。
その他色んな話をして、今は薬ではなく、認知行動療法がよいのではという話だった。
私としては、焦らず、いろいろな体験をさせてやりたいと思うのだが、なにせ外に出ない。食事もままならないし、運動もほとんどしない。
最近久しぶりに外に出たのは髪を切りにいったのと、映画を観に連れていったくらい。
私も仕事があるし、そんなには頻繁にどこかへ連れていくことはできないのだが、今、この時間を大切にし、私がどのように動くかで彼の人生が大きく変化するのではないかという期待のような、プレッシャーのような、責任のような・・・
そのために、今自分がやりたいことの配分を減らそうかと考えている。といっても自分を犠牲にするわけではない。もしも何らかの弊害があった場合に、息子のせいにだけはしないように、ある程度は私自身のケアとトリートメントはしておいた方がいいし、やりたいことを我慢してはいけないと思うのだ。
ただ、在宅ワークのため、息子が話したいときにはいつでもある意味応えることができる一方で、いつ終わるか分からないゲームのおしゃべりに、仕事が進まない焦りと苛立ちを感じることもある。
私に必要なのは「ちょうどいい」ところに身を置くことだ。
息子にしっかりと耳を傾けることもでき、自分を犠牲にすることもしないでいたい。
「今、この時間はかけがえのない時間」だと思いながら、ただ頷き息子の話を聞く。イライラしても同じ時間。イライラしなくても同じ時間だ。
息子が教えてくれた。不登校になって教えてくれたのだ。
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