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Alive

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ポエムでもない小説でもないけど連続性のあるなにか。
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#Alive

nonfiction.1

大学生の朝はなんだかんだで遅い。忙しい大学生もいるだろうが。僕のサークルは夕方からしかない。僕の大学生生活は結局繰り返しでしかない。充実はしているのだが、だ。言い訳みたいだな。
おはよう!
いつも僕が一番遅い
いつもの面子、遥、美輪、優美、山中、弘樹、田中、大和。
声が重なった美しい声、
今日はお昼すぎに講義があるのでこのままみんなで食堂へ向かうらしい
これもなんでもない毎日
確かに楽しい確かに楽

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fiction.2

いつの日作り上げた傷はいつの間にか傷跡呼ぶにふさわしいほど乾ききっていた
その先、視界にはゴミ箱が移る
いつか潰した消毒液のボトル
あれをなんとかすればもう一度使えるだろうか。
いやボロボロのボトルは使っているとみすぼらしくみえてしまうかな
そんなこと言うやつ周りにはいねーけどさ

いいなっていいなって
窓ガラスのむこうは灰色とピンクで混ざり合っている。
とてもこの世は卑猥だ
恵まれた世界は五体不

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fiction.1

君はいつも半端者だ。ひねくれている。そんな君が素直にまっすぐ笑った笑顔が好きだった。その笑顔を好きだと言う事実。故に君が好きだと言う事実。そこまでが確かなら世間大抵ではギャップとでも言うものだろうか、そこをはじめに愛した僕は本来の君を愛せるだろうか。

なんて堅苦しく考えれば考えるほど客観的に自分を見てしまってこの愛に疑心暗鬼になってしまう。君の変わった一面を好きな僕と、ありのままの君を好きな僕と

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