叶瀬

君の忠実なる友より all fiction

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    ポエムでもない小説でもないけど連続性のあるなにか。

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自己紹介

自己紹介書こうと思ったけど何書いたらいいんすかね どうせ誰もも求めてないやろって、、ネガなことは言うのやめといたほうがいいか 叶瀬です。由来は本名。意味は特にないです適当です。ほぼ本名なので、漢字は全く違うけど。 20歳です。くっそ青臭くて20歳を若いっていうのすらおこがましいぐらい子供っぽいですけど。許してください。 東京在住です 好きなことは特にないです。 よく聞く音楽、YouTubeの載せときます。 特技は火を起こすこととか、、ボーイスカウト出身なのでそのへん

    • 勝ちと負け

      ナンセンスなお話なんだけど、 それぞれの人間の人生を勝ち組負け組に分けたときに、僕の人生はどっちにも分類できないのだと思ってしまう。 それどころか、どっちにも分類できないパットしない人生、普通の生き様もできていないあぶれものなんだと最近考えている 勝ち組になれないのは、今思えば漠然と小さい頃には自覚していた気がする。そこに歯向かおうとしてたのも思い出してなんか嫌な気持ち 小さい頃、ほんと保育園の頃から演じることが大好きで、でもどこかいじめられっ子の精神が染み付いてて、 結構

      • きっと、だから、それでも

        夢は覚めるから美しい 本当に笑えるぐらいありきたりな言葉。 嫌と言うほど、自分に言い聞かしてきてた言葉。 だから、どんなに理想が遠くても、どんなに失敗しても、それがいいんだと言い聞かせられた。やっと思い通りに行った結果や事実があっという間に消えても、だから、だから、そうだって言い聞かせた。 圧倒的に自分でも誇れるぐらいに僕は自己への催眠が得意なんだ。 得意っていうか多分訳わかんない事言うけど なんとか自己作って、キャラ通りに生きて、これを俺に望んでるんでしょってい

        • 努力しなきゃってのは正しいと思うけど、間違った方向の努力を努力と同格扱いすんのは何より失礼だよ。死んだほうがマシ、死ねばいい

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        • きっと、だから、それでも

        • 努力しなきゃってのは正しいと思うけど、間違った方向の努力を努力と同格扱いすんのは何より失礼だよ。死んだほうがマシ、死ねばいい

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          暗闇じゃ涙は光らないから

          思いの外、何も世界は変わらなかったような気がする。 でも、君がいたはずの場所や時間はどこか虚しくてでもいつか、認めたくはないけれどいつかはそれも同じだけの時が一緒に埋めていくのだと思う。 なにか変わったことがあるとするなら、 あのとき君といたときに感じていた悲しみは表だって、現れたりしなくなってきた。けれど苦しさはたしかにそこにあって、泣いたり感傷に浸ったりその時間が消えただけで、最早理由と行き場所を失った死にたい気持ちが漂うようになってしまった。 何かそれをかき消すよ

          暗闇じゃ涙は光らないから

          残冬

          雑用で東京の外れまでバイクを進める1時間ちょっとの朝。流行りの音楽が流れる耳はいつしか慣れきって音楽の歌詞なんていつからか聞こえなくなっている この暑さはいつまで続くんだ。まだ明け方だろ。 自分は暑さに強い方という自覚がある、けれど今年はもうダメかもしれない。 ただでさえ今はノスタルジックな気分なんだ。少しでも暗い考えを引き出したらあっという間に支配されてしまう。駄目だ、 駄目だ 駄目だ そうわかっていても、つい考えてしまう。 あのとき、あの冬の日の別れ際を。あのときの最後の

          Lest

          衝動的にカッターを握った。いつもは仕事道具と名のりズボンのポケットにかまえている。苦しくて苦しくて、そして頭の辞書からひきづった動き。 そんなときですら、擦り傷程度の痛みしか与えられなかった。血もしたらない。きっと傷も数日後にはいなくなる。 悲劇のヒロインになんてなれやしないのだ。

          音楽なんて所詮

          梅の花はいつしかこぼれ落ちて桜の花もいずれ散って梅雨時の雨がいずれ朝顔の花々を艶やかに彩るだろう。 そんな夜にふとした気分で、メロウな曲を垂れ流して、いやこれは違うなって。CDを板から下ろした。 暗い夜ボロくて雨音が響くビル。 そんな夜更けに聴くこんな音楽は最悪だ。 共感に耳を任せて響かせた音楽は、暗く染まった気持ちをただただ純に染め直すだけでしかない。 何を流そうか。明るい音楽、、、。それもどこか違う。ネガティブな自分には劇薬でしかない。 じゃあクラシック、いやそれは違

          音楽なんて所詮

          踏切の解体

          欲しかったものは、今全部手に入れた。 その分、失いたくないもの手元に残して置きたいものは全部失った 得たものは大きかった。 でも意外にも失ったものは小さかったし少なかった。本当にありえないぐらい小さくて、当たり前になってたとかいうよりは、当たり前そのもので。 気づけば単純だった 手に入れるのが難しいものほど、それなりに努力すりゃ手に入れられるものだと知った。逆にあの時手放した今見てみりゃ小さいそれは、努力してもどうあがいたとて手に入らないんだと 後悔はしてない。今更大き

          踏切の解体

          変わった世界

          小さい頃、僕の全ては本を読むことだった。本を通して、世界を見ていた。別に選んだ選択肢じゃない。体が思いの外弱くて、人より体力がどうしてもなくて。一週間に2回とかそこら、ようやく行けた保育園、引っ越した先の保育園、いろんな要因も絡んだと思うけど。結局運動してて活躍してるやつが羨ましかった、みんなの真ん中で楽しそうに笑う君が心底羨ましかった。薄っすらと覚えている記憶。 いつしか本ばかり読むようになった。 だから、俺の中には世界が、本に書いてあるような世界が広がってるんだと思って

          変わった世界

          chocolates

          根本的に自分を許せない理由、自分が嫌いな理由、 今までの人生凄い自分本位で生きてきた自覚があった凄え幸せ者 いい意味ではまったくないけど、自分の長所を一つ考えるなら、きっと潜在的にリーダーシップがあったんだと思う、 というより弱いやつに好かれやすいところがあってなんだかんだで、何しててもみんな勝手についてくるのがいつもだった。 学生時代、俺は家庭じゃとっくに見放されてた、というか学生時代だから18まで一緒に暮らしていたのは、母親とか妹ぐらいなもので中二頃から一緒に住み始め

          思い出

          思い出っていうのはいろんなものに結びついて息づいてく。あの日誰かと行った場所とか、歩いた道とか、君に勧められた曲とか。 自分はきっとそれが極端なんだと思う。 誰かと一緒に行った場所、その誰かとトラブれば、冷や汗が止まらなくなるし、何度はいてもその気持ちは収まらない PTSDに近いかもしれない その場所に行くことができなくなった、 あの街もあの街も規制線が貼られていて となり街はいつからか遠い街になった。 いつかきっとどの街もそうなって、いつか家から出られなくなる、きっとそう

          太陽が差していた頃

          学生の頃、試験だとかそういった事情で珍しく乗った昼下がりの電車 あの電車が好きだった 僕がいつも通学に使う電車は東京とはいえ田舎に通る電車で、僕の乗る駅なんて、ましてや昼過ぎなんて乗ってる人はほとんどいない。 そしてあの電車は車輌と車輌の間に扉がない だからどの車輌に乗っても運転車輌まで全ての車輌が見渡せる とても開放的で世界の中心は自分、俺のための電車のようでとても心地よかった。 珍しく朝寝坊して走る朝、なんとか駆け込んだ この電車に乗れば、ほんと時間としてはギリギリとい

          太陽が差していた頃

          nonfiction.1

          大学生の朝はなんだかんだで遅い。忙しい大学生もいるだろうが。僕のサークルは夕方からしかない。僕の大学生生活は結局繰り返しでしかない。充実はしているのだが、だ。言い訳みたいだな。 おはよう! いつも僕が一番遅い いつもの面子、遥、美輪、優美、山中、弘樹、田中、大和。 声が重なった美しい声、 今日はお昼すぎに講義があるのでこのままみんなで食堂へ向かうらしい これもなんでもない毎日 確かに楽しい確かに楽しい だが、いざ聞かれたら仲いい一人をぱっとあげられないんじゃないか いやはやな

          思えばずっと

          なんだかんだでこの二十年で友達と呼べる人に出会ったことがないんだろう いや馬鹿みたいに拗らせたり考えなきゃいるとも言えたんだろうけど、 義務教育九年の間の計6回のクラス替えのたびに話す相手が変わっていった その全員、というか義務教育を抜けた今だに出会う知り合い話し合い手に共通し続けるのが全部一方的だということ 話し相手には困らなかった 遊び相手には困らなかった けれどもあいつもあいつも皆んな僕が話しかけなくなった途端、もう一度僕が話しかけるまで他人の顔をしていた 進学とか

          思えばずっと

          2.2arufa

          誰も覚えちゃいないさ 君が不意に発したこの言葉はその言葉とは裏腹に確かな熱を帯びていた その言葉は嘘だ、僕がいる 君の前には僕がいる そのはずだろ? 小さな世界の記憶の話 世界が君を忘れた、 そんなファンタジなお話は実際はどんなに運命が絡み合ったところで存在しないよ 彼は、出会って数時間お互いの距離が温まったころで言ったんだ 二年越しに見たこの世界は居場所がなくて、自分が消えた気がすると、 そして暫しの沈黙の後、 君も変わったんだね、成長している、 そ