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書くこととは正直であること

6:37 AM
今朝は眠たい。
デパスが抜けていない気がする。
服用した時間が22:15くらいだったから、いつもと変わらないはずなのに。
ひょっとしたら、昨日歩き回った疲れが関係しているのかも知れない。
疲れはさほど感じていなかったが、デパスと合わさって睡気が増えたのかも知れない。なんせ15,000歩以上歩いた上に女性とベッドを共にしたからだ。
そりゃ体力が奪われるてもしかたがない。

吉本ばなな著『「違うこと」をしないこと』
角川文庫

 昨日は吉本ばななさんの本を買った。『「違うこと」をしないこと』という本だ。冒頭からすごい。なにがすごいって、当たり前のことを堂々と正直に書いていいるからだ。

自分を生きるって、むずかしい

自分の人生は、自分のものです。
どんな人であれ、自分そのものを生きることが大切。
そのためには、まず自分に正直であること。
そして、他人と正直にコミュニケーションすること。
結局それしかないんだってわかっていても、これが案外難しくて、振り返れば、私も失敗の連続でした。

本文より

 この短い文章で、自分が考えていることをピタッと言い当てられた。しかも文章は簡潔だ。その上、最後には短く自分のことが書いてあり、前段のふわふわした言葉がよりリアリティをもって浮かび上がってくる。
「あ、吉本ばななさんもそうなんだ」と思えて、この言葉たちが吉本ばななさんから出てきた言葉だということがわかるのだ。
 日経新聞に掲載されていた書評もすごかった。本当にすごいのだ。書評の常識を覆すようなユニークな出だしから始まって、わずか1,000文字程度の記事だったが、最後まで文章に釘付けだった。
 これが作家か、と思った。文章を書いて生きていきたい=稼ぎたいなんて思うけど、作家とはこういうものなのかと思って、ショックをうけたくらいだ。それでも私もこういう文章が書きたいなと思う。まずは素直に、自分に正直になること。そうじゃないと文章は書けないのかもしれない。

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