社内デザイナー陣でお互いのデザイン観を伝え合うためのLTをやってみた。
"デザイン" という言葉や "UX" という言葉がマジックワードのように使われている最近。デザインはその言葉の使用者によって多様な意味を含んでいます。チームでデザインをしたらその多様性はそのメンバー分存在します。今回はそんな"デザイン"の相互理解のお話です。
📃 実施したLTの概要
先日こんな感じで弊社アトラエのデザイナーメンバーでLTをしました。
それぞれがどんな内容を話したのかも踏まえて、気づき・学びを書いていこうと思います。
⛳️ なぜやろうと思ったの?
アトラエのデザイナーはGreen / yenta / wevoxという3つの別々の事業に日々従事しています。そのため、関わる事業によってビジネスモデルもメンバーとの連携の仕方も異なるため、デザインとしての貢献の幅も変わってきます。そのため、1つ目の理由としては異なる事業体での気づき・学びもあるだろうと思ったことがきっかけです。
また、僕たちは3つの事業でそれぞれがデザイナーとしての貢献をするだけでなく、自分たちの目指す会社を創るために、組織を横断した横軸でも様々なことに挑戦しています。
会社の壁紙にある 文字が僕たちの会社の性質を一番著しているなと思います。
"Ask not what your company can do for you, ask what you can do for your company"
弊社ロゴのリニューアルもその一環ですが、デザイナーとして、会社を成長させるためにはどんな貢献ができるかを考えると様々なことが存在します。
日々、異なるデザインをしながら、走っている各事業部の仲間たちと組織を横断して何かを成し遂げようとすると、お互いのデザインの持つ意味や興味範囲、デザインの判断基準などの相互理解ができている方が連携がとりやすい。僕らの会社がさらに成長し目指している理想の会社になるまでは、もっと職能を持ったメンバーが組織を横断した動きを加速させていきたい。そのような想いから相互理解のきっかけを作ろうと思ったのが2つの目の理由です。
実は工業デザイナーの深澤さんがIDEO時代にFriday Drinkでこういったテーマについて話したそうで、著書:デザインの輪郭からこのアイデア、今の課題感にいいかも!なって取り入れてみました。
📣 各メンバーの発表内容
各メンバーの発表をざっくりまとめるとこんな感じ。全然違う言葉で語られる中にも共通している要素を見出すことができました。
1. デザインとは道具を設計することある。という発表の設計肌のデザイナー 🌞
2. 早く実験して、数値を伸ばして、持続可能的か、エンパワーメントできるか、魅了できるかで判断。するといった、グロースハックを担うデザイナー📊 😏
彼の全スライドはこちら〜!
3. デザインには倫理観が伴うと話した、経験豊富なデザイナー 😎
ヒューストン空港の手荷物引渡所の例をもとにこのデザイン的解決手法がこれが良い?悪い?という話は議論を起こして面白かったですね...!
4. 人は説明文なんて読まない!認知負荷をかけないことを意識する心優しいデザイナー😌
強烈なキャッチコピーが生まれましたね。マジで同感すぎたw
認知負荷をかけないために
5. 4つの要素を判断基準に日々のデザインをしていくエンターテイナーなデザイナー🎥
6.アートをデザインに取り込まんとするデザイナー😲
彼はお題に沿って話すのはやめて、本題には沿わず、最近考えていることを話し始めましたwすごく興味深い内容でした。
プシュケーとかソーマって言葉が出て僕は衝撃が走りましたね。
7.ありとあらゆるものがデザインで、文脈と造形の美しさ、カッコよさで判断する僕
僕のLTスライドはどうせなので、載せておきます。
🎓 開催後の気づき・学び
やってみて改めて価値観であったり、感覚というものは人によって異なると感じました。加えて、価値観や感覚を理解するということは、それぞれのメンバーがデザインするときにどんなマインドシェアで意思決定をするのかわかることに繋がり、議論の時の対話の指針がすぐに見つかりそうです。
価値観の理解に関しては、ここの記事でも述べていますので興味がある方は是非。
🏁 最後に
僕が働いているアトラエという会社は組織のデザインも事業のデザインも両方に力を入れているまだまだ道半ばなビジネスアスリート集団です。デザイナー、エンジニア全ての職種の人たちが全力で自分たちの理想の組織を創るためにはどう貢献するのか日々奮闘しています。
一緒に僕たちとそんな集団・会社を創りたいという方は僕までお声がけいただけると幸いです。@dillustxx