「ゆがむ、開く」はウソ!?

骨盤といえば、
女性にとって関心が高いキーワード。
Webで検索すると

「太る原因は骨盤の開きにある」

「骨盤を閉じて下半身をスッキリ」

「不調の原因は骨盤のゆがみ」

というフレーズを沢山目にしたことはないでしょうか?

こうした情報から

骨盤はゆがむもの、
開くものと思って、
頑張って骨盤矯正に励む人も少なくないように見受けられます。

医学的な解剖学の視点から見ると、
疑問符が付きます。

1.月経周期に沿って、骨盤が開閉するのは「ありえない」

多くの女性が骨盤に対して
誤解しているように感じます。

『太っていると骨盤が開く』

『不調や体形のくずれは骨盤のゆがみが原因』

『月経周期に合わせて、骨盤は常に開閉する』

といった類の情報。

これは断言できますが、
解剖学的に見ても骨盤はそんなに不安定ではありません。

そもそも骨盤は、骨です。
骨格はそんなに簡単に変化はしません。

非常に安定している必要がある部位です。

骨盤は脊柱(せきちゅう)と
大腿骨(だいたいこつ)の間に位置し、
寛骨(かんこつ)や
仙骨、尾骨の3つの骨をジョイントした形で形成されている骨群のことを指します。

「3つの骨で形成されていますが、
むやみに動いたりはしません。
3つの骨で形成されているというと、
それが開いたり閉じたりすると想像するのかもしれませんが、
単に骨があるというだけではなく、
たくさんの靭帯が張り巡らされて骨盤は安定した状態を保っています。
そんなに簡単にゆがんでしまうようであれば、重たい上半身を支えることも、歩いたり動いたりすることもできません。
唯一、開くのは出産のときだけです。
月経前になると開くという情報もありますが、大きな変化はありません。

2.骨盤がゆがむ!? 
それは正確には「傾きが微妙に変わっている」だけ

骨盤は上半身と下半身をつなぐ大事なジョイント。

そんなに簡単にゆがんだり開いてしまったら、不安定で、それこそ美しい姿勢は保つことはできません

では、「骨盤がゆがむ」という表現はどのような状態を指すもの?

メディアなどで見かける
骨盤がゆがむという表現は、
正しくは『骨盤の傾きが変わった』ということ。

姿勢の変化、
体の使い方のクセなどで全身のバランスが変化すると、

骨盤は
左右、前後、右回旋、左回旋の
いずれかに傾くことがあります。

骨盤自体はゆがみませんが、
私たちは腰を回せるように、
周りの筋肉を使って骨盤を動かすことができます。

全身のバランスがくずれることで、
それに連動して
骨盤がバランスをとろうとして
前傾や後傾、回旋といったことが起きている状態が
『骨盤がゆがんでいる』といえる状態。

人間の骨格は完全な対称形ではないので、少しぐらいゆがんでいても問題は少ない。

ただし、
骨盤がひどく傾くと、
バランスをとろうとして
筋肉が常に緊張した状態になるため、
腰痛などの不具合が出る可能性はあります。

骨盤のゆがみの解消や
ケアをむやみにするよりも、
まずはこうした骨盤の構造を知ってから、自分に必要なケアを見極めていきましょう。

それでも気になる骨盤について
ご相談は
👇
https://lin.ee/VHUXOs6

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