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【正直書評】うまくいく人の時間の使い方

書評note4つめです。
ご恵贈いただきました菊原智明様、ありがとうございました。
書評は正直に書かせていただきます。
読んでくださった方はぜひ「スキ」をお願いします。励みになります。


自己紹介

この本を読むにあたっての私の自己紹介です。
大企業の管理系企画職のサラリーマンです。
ホワイト企業に勤めていますが、
中でも私は毎月の残業は10時間程度
有給は毎月1.5日取得
と非常にワーク・ライフ・バランスが取れています。
とはいえ周りには
毎日2〜3時間当たり前に残業
している同僚も何人もいます。

私自身はこれまでも時間術/仕事術の本を
いくつも読んで実践していますので、
この本を読んで新たに学べることはあるだろうか?
という気持ちで読み進めていきました。

続いて、運用しているX(旧Twitter)アカウントを紹介させてください。
2025年1月1日から、Xで毎朝ビジネス書の紹介をしています。
1月は31冊、2月は12冊紹介しました。(2/19現在)
まだまだフォロワー数は少ないですが、
ありがたいことにいくつかのポストで反響をいただいています。
どれも本のちからが大きいですね。
興味を持ってくださった方は、
気軽にフォローしていただけると嬉しいです

これまでに比較的大きな反響をいただいた投稿については、
プロフィールから見られる「ハイライト」でまとめています。

この本を一言でいうと

本題です。
この本を一言でいうと、
「時間術を後天的に身につける技術を学べる本」
です。

著者ご自身は、かつて
長時間残業していて成績の悪いダメ営業スタッフ
だったそうです。

そんな著者が時間術を学び、実践したことで、
営業成績が4倍になり、
4年連続でトップ営業となりました。
独立後はコンサルタントとして活動しながら、
これまで80冊の本を出版する
に至ったそうです。

すばらしい経歴ですね。

早速購入したくなった方はこちらからどうぞ。

本当に時間術にはそこまでの力があるのか?
とクリティカル・シンキングをしていきながら、
読み進めてみました。

心に残った3つのポイント

自己紹介でも少し触れた通り、
私自身はこれまでにもいくつかの仕事術/時間術の本を読んで
実践しています。

これまでに読んできた本でポイントと思えること、
実際に私自身が実践しようと感じ、効果を実感できていること
も多数紹介されています。
さらさらと読みやすい文体で書かれているため、
時間術について知りたい方が読む1冊目としておすすめできます。

この書評では、私自身がこれまで知らなかったポイントについて、
3つ取り上げたいと思います。

ハーバードが提唱する「20秒ルール」

面倒と感じる作業について、
後回しにせずに、すぐ手を付ける。
これが「すぐやる」時間術として紹介されています。

手を付けるきっかけとして紹介されているのが、
ハーバード大学のショーン・エイカー博士が提唱している
20秒ルール」です。

「20秒ルール」の基本は、
取り掛かるまでの時間を短縮すること。

例えば、勉強を始める前に教科書とノートを机の上に開いて置いておくと、
すぐに勉強に取りかかれます。取りかかりの20秒ほどが短縮できます。

本書P.39

そういえば、私も資格試験の勉強のテキスト/ノートや、
今読んでいる本と読書メモを、
リビングのサイドテーブルに置いています。
リビングのテーブルで作業するとき、
すぐに作業に取りかかれるようになっていました。

知らず知らずのうちに、ノウハウを実践できていました。
今後も継続したいと思えたポイントの1つです。

朝はニュースを見ない

朝はなんとなくテレビをつけて、
ニュースを流し見している
という方も少なくないのでしょうか。

私自身は、毎朝の流れとして
起床→朝食→散歩→ジム→散歩→身支度→カフェで朝活→出社
と過ごしていますが、テレビはつけていません。

このことも自然と実践できていましたが、
なぜ朝はニュースを見ないほうがいいのか?

朝のニュースからどんな情報が流れてくるでしょうか?
8割以上が悪いニュースです。
不景気な話題
政治での問題
紛争など各国の戦争
殺人事件、事故、いじめ
などなど…
ニュースの大半は朝からテンションが下がるような内容で占められています。

本書P.62

これに対して、アメリカのペンシルベニア州立大学が行った
興味深い研究が紹介されています。

「今日はどれくらいストレスがかかると思いますか?」
という質問と、
日中の認知機能のパフォーマンスを評価する実験です。
結果として、
朝の段階でストレス予測が高かった人ほど認知機能が低下した
とのことです。

つまり、朝ニュースを見ることは、
自らモチベーションと脳のパフォーマンスを下げる行為
であると言えますね。

作業の時間は見込みの10%引きで設定する

時間術の定番手法として、
その作業にどのくらいの時間がかかるか制限時間を設定する
というものがあります。
私自身もこの手法を日々の仕事やプライベートで取り入れています。

この本ではその手法の紹介とともに、さらに一歩進んで、
見込みの時間より10%引いた時間で設定する
ことが紹介されていました。

例えば、「この仕事は30分でできるな」と判断した場合、
3分引いた27分でタイマーを設定します。
これにより集中力を高めます。

これまで私自身も、30分と見積もったときは25分目標
60分と見積もったときは45分目標
早く終わればその分を休憩に充てる
という手法を取っていました。

以上が、私の心に残った3つのポイントでした。

この本をおすすめしたい人/できない人

書評では3つだけポイントを示しましたが、
本書では6つの章に分けて、
今日から取り入れられるノウハウが多数取り上げられています。

第1章 「すぐやる」時間術
第2章 「すぐやる」朝時間
第3章 仕事にマッチした時間帯がある
第4章 無駄&不必要なことを見極める
第5章 時間的ロスの防ぎ方
第6章 コンディションの最適化

本書 目次より

この本をおすすめしたい人

やらなければいけない仕事をついつい後回しにしてしまう
一生懸命働いているつもりだけど、残業が多い
もっと自分の自由な時間がほしい
限られた時間でもっと成果を上げたい

という方は、時間術を学んで実践したことはありますか?
時間術について紹介された本は数多くあります。
複数読んできた立場から、
本書は読みやすく工夫されており、幅広く数多くのノウハウを紹介している
と感じました。
何冊か読んで自身の心に残るポイントを探すのがおすすめですが、
1冊だけ手っ取り早く選びたいという方には十分オススメできる本です。

この本をおすすめできない人

本書は時間術の実践を通して、成功された著者の経験に基づく本です。
いくつかは大学での研究データも紹介しているものの、
多くは著者自身の経験で取捨選択されたノウハウといえます。
実際の場面がイメージしやすい具体的なものが書かれていますが、
原著論文があり大規模な実験で効果が実証されているものが知りたい
という方には、あまり向かないかもしれません。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました!
最後まで読んでくださったあなたにお願いです。
ぜひ、記事への「スキ」をお願いします。
書評に対するコメントをいただけますと大変嬉しいです。

また、Xでは毎朝ビジネス書の紹介をしています。
本が好きで、おすすめの本を見たい方
本はあまり読まないけど、内容は気になる方
ぜひフォローをよろしくお願いします。


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