ハノイのホアイドゥク県ヴァンコンの安全な野菜について

ベトナムハノイのホアイドゥク県ヴァンコン（Vân Côn)は、首都ハノイの中心部から西に車で30分くらいにある地域でヴァンコンの野菜畑が広大に広がっている。

新しい農村であるヴァンコン野菜生産地域（ハノイ、ホアイドゥック県ヴァンコン村）は、首都ハノイへの安全な野菜野菜供給地域に変革するための原動力となり、現代のベトナム国内の成功事例となる不断の勤勉な農村集落となった。

12年前、ヴァンコン地域の野菜生産はまったく発展していなかった。その頃のこの地域の野菜は短期野菜の種類で栽培していた。そして、野菜の市場の値段が大暴落する危機的な状況を迎えた。農民たちは失望し、収穫を諦めざるを得なかった。

この大暴落がきっかけの一要因となり、ハノイ農業・農村開発局は新しい農村プログラム、"ヴァンコン新鮮野菜生産耕作地域整理企画プログラム"を実行する政策に打って出た。

ヴァンコン農民たちは希望の道を信じて、
もう一度立ち上がるチャンスを得たのだった。

現在、農村集落の全体で約40ヘクタールの野菜が栽培され、VietGap基準に従って生産されている。

"VietGap基準とは、
 ベトナム農業農村開発省栽培局が2008年に
 定めたベトナム安全農産物生産基準(Vietnamese Goods 
 Agricultural Practices ＝VietGAP)のこと"

ヴァンコンでの野菜栽培については、栽培から消費まで閉鎖的な方法で組織的に順序立てて、管理されている。この結束力がベトナム人ならではの特質だ。

ベトナムの健全な農家は、4つの基本的な技術基準に基づいて安全な野菜を作っている。

❶食品安全
❷土の温度､種子､肥料､収穫方法など
   の生産技術
❸作業環境
❹トレーサビリティ

収穫時に食品の安全性化学物質、細菌または物理的汚染がないことがはやりとても重要だ。

食品衛生と安全性の基準を満たす新鮮野菜を市場に投入する。

毎年、数千トンの野菜が市場に販売され、集落全体で、総収益は80億ドン(日本円で約4千万円ぐらい)になっていると聴く。

ヴァンコンでの新鮮な野菜の生産は、地域の経済発展を促進する上で高い効率をもたらし、環境保護に重要な貢献をしている。

850万人以上の人口を抱えるハノイ市は、潜在的な安全な野菜を求める潜在的な需要増加の可能性が高い市場である。

新鮮野菜のおかげでこの地域の経済的な家計の改善だけではなく、さらに、消費者の健康にも明確な貢献をしている。

私たちがここを訪れたときの早朝には、野菜農家の野菜栽培を軽く手伝うくらいで、申し訳ないくらい本格的には作業しない身だ。

しかしながら、こんな新鮮な野菜畑と農家の家々の周りをジョギングしてしまいたくなる。

野菜の新鮮な香りを吸い込みながらのかなりの気持ち良さと地域のベトナム人の人たちの底力を嫌でも感じる贅沢な瞬間を味わうことが出来る。

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