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プロジェクト内の敵と味方の話

今日は、『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』の「裏マップの使い方」を読みました。

●学んだこと

プロジェクトにおける関係者の裏マップを作ると、「誰が味方で誰が敵なのか」の認識をそろえることができると筆者は主張しています。

これを「組織認識力」と呼ぶそうです。

例えば、際立って高い成果をあげる外交官は、派遣された国の政治力学を見抜く力が特に優れていると分かっているのだそうです。

組織認識力は経験と学習から高められますが、裏マップによって政治力学を見抜く勘所を教えてメンバーを育てることも、リーダーの仕事の一つと筆者は考えています。

また、組織認識力が高めれば、メンバーの利害関係まで踏み込んで把握することができるようになり、地雷を踏まない=炎上させないプロジェクト進行が可能になるそうです。

●読んで考えたこと

そもそも、プロジェクト内で明確に敵・味方が別れているような複雑な経験をしたことがないため、現状素直に納得はできませんでした。

しかし、複数社が絡み数十人の関係者が存在するプロジェクトを想像すると、足の引っ張り合いや踏んではいけない地雷も存在するのだろうと想像はできました。

もしそのようなプロジェクトのリーダーとなってしまった場合には、多少時間を使ってでも裏マップを作成し、組織認識力を高める必要がありそうです。

また、まだ自分には到底無理であり理想論かもしれませんが、地雷を踏まないなどというネガティブな目標ではなく、みんながこのプロジェクトにかかわれて良かったと思えるといったポジティブな目標を設定するために、裏マップを活用できるようになることを目指したいです。

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