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\腹が立つと「やる気スイッチ」が入る/#152

腹立たしいことを言う人や、嫌味を言ってくる人はどこにでもいます。私も昔はいろいろな人に言われて、よくドッカンと爆発していました。

みなさんは、「怒るなんてカッコ悪い」と思っているかもしれません。しかし、実は腹が立つ怒りの感情は、とても役立つ「やる気スイッチ」なんです。


① 怒りによってアドレナリンが分泌される

腹が立つと脳内にアドレナリンが分泌されまし。アドレナリンは人のやる気を引き起こし、筋肉や心臓の働きがアップします。心拍数が増え、血圧が上がることで、体が戦闘態勢に入るのです。これで頑張れる状態になります。

何度もひどいことを言われると、やる気がメラメラと湧いてきますよね。実際、怒りを感じると集中力が高まり、自信も出てきます。アドレナリンが増えることで不安が減り、「私ならできる」という自信が自然と強くなるのです。

この研究を知ったとき、私も「面白いな」と思いました。

② 怒りは前に進むガソリン

よく「アンガーマネジメント」と言われますが、怒りの感情を上手にコントロールすることは、社会人としてとても大切ですよね。ただし、無理に抑え込む必要はありません。怒りから沸き上がるアドレナリンを、前向きなエネルギーに変えてしまいましょう。

「怒りは前に進むためのガソリンだ」

昔、先輩アナウンサーが教えてくれた言葉が、今でも頭から離れません。何か嫌なことがあると、いつもそれを思い出します。

見返してやる!
ひどいことを言われても、自分を奮い立たせて、前向きなエネルギーに変えていきましょう。

③ アンガーマネジメントのポイント

怒るとアドレナリンだけでなく、ノルアドレナリンも分泌されます。ノルアドレナリンが出ると、冷静さを失ってしまうこともあります。だからこそ、感情に流されすぎず、冷静に自分をコントロールしましょう。アドレナリンによってやる気が高まる一方で、冷静な判断も必要です。

怒りをうまく活かすために、自分の気持ちを整理する方法をご紹介します。

変えられないこと

例えば、嫌なことを言う上司がいて、その考えを変えられないなら、どうしようもありません。無駄なストレスを減らすために、そのまま受け流しましょう。

変えられること
・他の人を味方につける
・自分が頑張るための動機にする
・別の対処法を考える

変えられることにエネルギーを注ぎ、変えられないものは手放しましょう。これが怒りをエネルギーに変えていくポイントです。
怒りをうまくコントロールすれば、それが持続可能なやる気の源になります。やる気スイッチをうまく活かして、前に進みましょう。

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