\言葉は刃物、だからあなたも言葉で戦う/#150
「あき先生のお言葉は、とても胸に刺さるものばかりです。言いたいことがあっても、つい胸に秘めてしまい、言われっぱなしになってしまうことが多いです。
どうしたら、自分の気持ちを臆せず伝えられるようになりますか?」
というメッセージをいただきました。
本当に嬉しいです。営業職は成績も問われるし、日々の戦いですよね。私自身も含め、リスナーさんや生徒さんの多くが、一人反省会をしています。
① 言葉は刃物
言葉は刃物です。だからこそ、あなたも言葉で戦う力を持ちましょう。
社会に出ると、きれい事では済まされないことがたくさんありますよね。私は、アナウンサーや話し方の講師として、「ポジティブに言い換えましょう」と話します。
時には「それはただのきれい事だ」と反論されることもあります。
実際、きれい事では済みません。私も多くの現場で嫌な言葉を言われてきました。
でも、言われっぱなしだと、その言葉が棘のように心に刺さり、抜けない傷になることがあります。言葉は見えないものですが、良くも悪くも一生忘れられないものです。
街で誰かが刃物を持っていたら誰もが逃げますが、言葉はそう簡単には避けられません。「お前のためを思って言っている」と良いふりをして投げかけられる言葉が、実は相手を傷つけていることもあります。
それでも私達は、「言葉は受け取らなければならない」と思い込んでしまうことが多いのです。
でも、知っておいてください。言葉は受け取らなくても良いのです。刃物のような言葉は、危険だと感じたらすぐに逃げるべきです。
たとえ「お前のためを思って言っている」と言われても、あなたを傷つけているなら、言い返して良いんです。
言葉は感謝や共感を伝えるツールであると同時に、武器でもあります。もし相手が言葉で暴力を振るってきたなら、あなたは自分を守るために、言葉で戦う必要があるんです。
② 言葉は戦略、笑顔は武器
相手に遠慮して自分の気持ちを抑える必要はありません。相手が恐ろしい言葉を使ってきたなら、笑顔という防御の武器を使いましょう。にっこりと「それは失礼です」と言い返すんです。言葉で反論し、自分の心を守りましょう。
人間関係で悩む人は、優しくて他人に気を遣いすぎることが多いです。でも、その考え方は間違っています。あなたを傷つける言葉を受け取る必要はありません。そして、言葉を返すことは、人として自立して生きるために必要な選択なのです。
③ 話し方のテクニック
「言いたいことが言えない」
「こんなことを言ったらどう思われるか」
「言い返せない」
こんな悩みはよく分かりますが、勇気を持って自分の言葉で伝えてください。
そのためには、「わかりやすく・短く・笑顔で」伝えることが大事です。
話し方のテクニックを学んで、自分の言葉を武器にするのです。
悩む必要はありません。一緒に話し方を学んで、戦う力を身につけていきましょう。
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