見出し画像

\あなたの話に足りない〇〇/#12

「話に1番大事なものってなんでしょう。 」

「自分の熱い思いかな。」
「やっぱり話は結論が1番大事!」

この質問をすると、皆さん大抵こう答えます。もちろんそれも正解ですが、ちょっと惜しい。
思いや結論には全て「あなたの」がつきますよね。

実は、あなたの話に必要なのは、相手のメリットです。


①京セラのアニメ制作

実は私、先日京セラと電通のトークイベントの司会をしてきました。
京セラといえば、京都の地元企業で非常に大きなメーカーです。
2023年の3月期決算の売上高が2兆253億円という巨大カンパニー。
携帯電話を作っているメーカーとしても知られています。

この京セラが今回電通と一緒に組んで、若者向けのアニメを作ったのです。
なんで京セラはこのタイミングでアニメなの?
実は、若い人たちに京セラという会社を知ってもらう。そして人材募集のための取り組みでした。

・京セラは2兆円規模の大企業
・情報通信、医療関係、インフラなどが特徴

本当だったら「うちってこんなに素晴らしい会社なんです、みんな来てね。」
こう言いたいところです。
ところが、京セラが取った戦略は全く逆でした。
若者は何を知りたいか、ここからスタートしたんですよね。

「京セラって素晴らしい会社だな〜」私は司会をしながら、感動して聞いていました。

②相手が知りたい事を訴求する効果

「若者が聞きたいものや知りたいことを、見たい形で」
京セラは、これを彼らがワクワクするようにラッピングして届けました。

だからこそ、京セラは自分のところの技術力や事業規模を示さなかったのです。

「自分って何もできないし、やりたい事ってなんだろう。」こんな若者の悩みを通してアニメを作りました。
若者がやりたい事に気付いて成長していく。
このアニメを作ったところ、上層部の人たちからは反対されたんですって。

「なんで若者を採用するのに、わざわざアニメなんか作るの。」京セラは真面目な会社なので、社内の雰囲気がとても冷たかったそうです。
ところが、実際にこのアニメを公開して、若者たちに訴求してみたところ。。。
採用試験を行った時の若い世代の応募数が、なんと150%に増加しました。

③相手のメリットを話す

京セラという大企業が日本国内のマーケットに向かって発していることなので、話のスケールはかなり大きいです。
でも、これは個人対個人でも全く一緒。

「私はこんなことができるんです。」
なんて言うよりも、相手の話を聞いて
「そんなお困りのことがあるんですね。私、実はこういう仕事をしているので、お役に立てるかもしれません。 」
こんな風に伝える人の方が、ずっと相手から好かれます。そしてあなたの話を相手が覚えてくれています。

皆さんも自己紹介に困ったり、相手と話すのに何から伝えたらいいか困るという時は、ぜひ参考にしましょう。
これが素敵な話し方の第1歩です。

④話し方講座で学んでみたい人へ

🔻公式ライン
もっと話し方を学びたい人は公式ラインに登録してくださいね。なんと登録するだけで、話し方教材8大プレゼントをお届け↓また、無料セミナーのご案内も、公式LINEから募集しています!

🔻Instagram
普段はインスタで発信しています。30秒の動画で話し方のコツを発信!
嬉しいことにたくさんのフォロワーさんがみてくださっています。
https://www.instagram.com/kawabataaki1975



🔻Voicy
音声で聞きたい方はこちらこの記事はvoicyでお喋りしたことのまとめ記事です☺️
Voicyもフォローして、ぜひチェックしてね!

https://r.voicy.jp/389R2wlQ9Xj

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?