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\職場で使える話し方の心理テクニック15『ピークエンド効果』/#194

ピークエンド効果とは、簡単に言うと「終わり良ければ全て良し」という心理効果です。

日本でも昔から言われている通り、最後の印象が良いと全体の評価も高くなります。
特に締めくくりを大事にしましょう。


① コミュニケーションに役立つ

このピークエンド効果は、コミュニケーションにおいてとても役立つ効果です。
私たちも、「コミュニケーションが苦手だな」「もっと盛り上げられなかったかな」と思うことがよくありますよね。
私みたいに自己反省会を開いちゃうあなたには、ぜひ覚えてほしい効果です。
今日は、普段の雑談の場面と、職場での場面に分けてお話しします。

② 雑談の場面での使い方

例えば、初対面の相手と話をしていた時、なんとなくギクシャクして盛り上がらないことってありますよね。
そんな時、「今日はダメだ。この人の印象が最悪だ」と思わなくても大丈夫です。
最後にこの一言を言ってみてください。
「今日はお会いできて緊張してしまい、うまく話せなかったので反省しています。そうは見えないかもしれませんが、私自身は楽しくて学びの多い時間でした。またゆっくりお話しする時間を取らせてくださいね。」

こんな感じです。
うまく話せなかったことは事実ですが、お互いギクシャクしていた時でも、この一言を加えるだけで、相手に良い印象を残すことができます。

気になる異性、新しい職場の同僚、仲良くなりたい人との会話がうまくいかなかった時、この効果がとても役立ちます。
「緊張してしまったけど、とても嬉しかった」と最後に一言付け加えるだけで、気まずかった印象が一気に変わります。
普段の雑談や同僚との話でも使えますので、ぜひ試してみてください。

③ オフィシャルな場面での活用法

会議が充実したと思えなかった場合にも、この効果を活用できます。
もしあなたが会議の締めくくりの言葉を担当する場合、こんな風にポジティブに終わらせましょう。

「今日は〇〇について各部門からさまざまな意見が出て、非常に実りのある会議になりました。議論が白熱し、少々時間オーバーしてしまい申し訳ありません。最後に各部門の方から、今日の議論で良かった点をお話しいただけますか。」

「どうでしたか?」ではなく、「どこが良かったですか?」と尋ねるのがポイントです。
参加者に良かった点を言ってもらうことで、会議全体の印象がポジティブに終わります。

ピークエンド効果は、みなさんが無意識に使っていることもあります。これを戦略的に使いこなしましょう。
ギクシャクした初対面の人との会話や、間伸びした会議が、グンと良いものに変わります。

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