\職場で使える話し方の心理テクニック25『感謝されたい人の落とし穴』/#204
せっかく手伝ったのに感謝の一つもない、と感じたこと、皆さんもありますよね。
「日本人の40代のうち、およそ46%の人が自分は誰からも感謝されていない」と答えたデータもあるんです。感謝されていると実感するのって、なかなか難しいものです。
①メサイアコンプレックス
原因の1つには、日本では「ありがとう」「おかげで助かったよ」という感謝の言葉が少ないこと。
2つ目が、感謝されたい人の落とし穴「メサイアコンプレックス」という心理的な問題です。
メサイアとは救世主のことで、「誰かを助けてあげられる存在でありたい」と人は思うものです。やってあげたことで褒めてほしい、認められたいと思うのも当然です。
でも、その気持ちが強くなりすぎると、頼まれてもいないことまでしてしまいます。
職場のおせっかいな人や、親戚からの「結婚はまだ?」「子どもはどうするの?」
これも、メサイアコンプレックスに関係しています。
②頼まれてもいないアドバイス
厄介なのは、頼んでいないのに、言う側は「あなたのために言ってあげてるのよ」と思っていること。このズレが問題なんです。
職場で頼んでもいないのにアドバイスしてくる人、ご近所や親戚でお願いしていないのに「こうしたほうがいいわよ」と言ってくる人、結構いろんな場面で出てきます。
原因は、人って誰かを救う存在でありたいっていう気持ちがあるからなんですね。ただ、相手がそれを本当に望んでいるかどうか、を考えないでアドバイスしてしまう。これが問題なんです。
もちろん、年長者や経験がある人から未熟な人へのアドバイスは必要です。でも、違う部署の人が頼まれてもいないのに先輩風を吹かせると「頼んでません」と思われてしまうので、やめた方がいいでしょう。
③母親とメサイアコンプレックス
特に女性、そして母親は、このメサイアコンプレックスになりがちです。
頼まれてもいないのに、子供の部屋が散らかってたら「掃除機くらいかけておこう」
洗濯物が放ったらかしになっていたら「一緒に洗っておこう」
家族が甘えている状態で、どうしても「やってあげているのに誰にも感謝されていない」というイライラを溜めがちです。
これは難しいですが、一回やめてみるというのも手ですね。
散らかっていても気にしない、ご主人の靴下が落ちていても「もう知りません」と境界線を引いてみましょう。
自分と他人との境界線(責任)をしっかり分けて、相手の責任分野は切り離す。こんな意思の強さも持つと、自分の負担を減らすことができます。
私も昔は「職場で自分が評価されてない」と思っていたことがありました。
上の先輩たちは「うるさいな」と思ってたかもしれませんが、それでもめげずに育てていただき、本当に感謝しています。
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