＼「面白い話」ってびっくりする話のこと／#148
「先生、何か面白い話がしたいんです。でも、面白い話って作るの難しいですよね。」
話し方の指導していると、こんなご相談もいただきます。
「あの人の話って面白いよね」なんて言われたら。。。
嬉しくって、何か面白い話をしたくなっちゃいますよね。
でもね、面白い話って狙うとできないんです。「感動させる話や泣ける話よりも、面白い話が一番難しい。」なんていう人もいます。
①「面白い」の語源
実は私、大学が国文学専攻で
「面白い」っていう言葉の語源を調べていたことがあるんです。
「面白い」の面という字は、まさに顔のこと。
顔が白くなるって書いて、面白いって書きますよね。
「面白い」のいろんな説の内の1つ
「あまりにもびっくりして、顔が一瞬白くなるような話」
私、この語源が大好きなんです。
コレがきっかけで「面白い話」のイメージが変わりました。
×ゲラゲラ笑える話
相手を大笑いさせる。これはテレビの芸人さんじゃないと、なかなか難しいです。
〇聞いた人が思わずびっくりする話
「へえっ〜、それは面白いから誰かに話してみたい。」
こういう話は結構、調べると簡単に出てくるんですね。
②びっくりする話
先日、私の中級講座の生徒さんが出してくれた原稿です。
神戸紅陵高校という高校の女子野球部があります。
彼女達は甲子園で去年優勝した強豪校です。
この練習をTVが取材したところ、みんながキャッチボールするときに、「ありがとう」って言いながらボールを投げていました。
「オッケー、ありがとう」
「ナイスボール、ありがとう」
野球の練習なのに「ありがとう」が飛び交っている。
コレが全国制覇の強さの秘密なんです。
【ありがとうって言うのが大事】
これだけだったら、私も「知ってる知ってる」って思っちゃいます。
ところが今、ちょっとびっくりするような情報が入ってたでしょう。
「へぇ〜、そんなことで野球が強くなるんだ。」
コレが「面白い」んです。
③意外に知られていない話
【アメリカのカリフォルニア大学の研究】
ありがとうっていう感謝日記をつけている人1000人以上を対象に調査をしました。
ありがとうを積極的に言うことでたくさんの効果が出たのです。
❶身体的な機能
・免疫力が上がって痛みが軽くなる
・血圧も低下する
❷心理的な性能
・ポジティブになる
・幸福感が高まる
❸社会的な機能
・寛容になる
・外交的になる
そう、感謝って体にも心にもすごく効く言葉なんです。
面白い話＝相手をびっくりさせる話
難しく考えなくても大丈夫。
「へー、知らなかった。明日誰かに話してみよう。」
インターネットでちょっと調べれば、サクサク。誰でもすぐに面白い話が作れちゃいます。
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