二世に生まれた。出口はまだない。【中学生編】2
虹色通りについての詳細は、メンバーであるららみぃたんさんの記事を一度お読みくださるととても分かりやすいかと思います。
宜しくお願いします。
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中学一年生の中盤から私は成績が芳しくなく、勉強をすること自体に苦手意識を抱いていた。
姉は大学受験に向けて忙しく、父は毎日朝から晩まで力仕事。家に帰ってくるとお風呂と食事をさっさと済ませて自室で体を休める日々。母は姉の受験と私の成績の不甲斐なさに常に神経をとがらせていたように思う。
私は毎日母に怒られまいと顔色を伺いながら過ご