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鬼堂廻
2022年7月31日 11:13
こんな夢を見た。僕は顔が酷く爛れた、醜い男である。顔が爛れてしまった理由は思い出せない。長らく、この姿のままどうにか生きてきた。目が醒めたら、顔が爛れていたところから、僕の記憶は始まる。鏡を見て絶望した。この見た目で人に会えやしないと思い、ずっと家に引きこもって生活している。唯一の娯楽は、時々家へやってくる友人だけだった。彼の記憶は残っていない。突然家に来て、古くからの友人だと彼は自称し