スパルタ塾 「進学塾 H塾」 #06 中学2年生 生徒指導

小学生気分の抜けない一部の中学1年生の塾生達がH塾名物であるお尻にムチの洗礼を立て続けに受ける中、川山先生は2年生5名の生徒達に学校生活や学習面において改めて身を引き締めるように指導していた。2年生の授業日は毎週月曜日と木曜日の週2回で数学と英語の2教科であり、形式は1年生と同じである。

「2年生の皆さんは、学校生活にすっかり慣れて、特にクラブに入っている人は後輩ができたりして1番楽しい時期ですね。」

「楽しい時期であると同時に、「中弛み」の時期でもあります。学習内容が難しくなる2年生の間に勉強を怠ると、3年生になった時に基礎が疎かになり、入試問題を解く応用力を付けられなくなります。」

「今回の1学期の中間テストは皆んな400点以上取って頑張っていましたが、今後も身を引き締めてそれをキープして貰います。」

「とにかく、先生は中弛みをする生徒は絶対に許しません。…ですから、罰で使用するムチを今日から変更します。」

川山先生は教卓の下からおもむろに普段使用しているものとは別の棒ムチを取り出し、着席する生徒達に見せた。

「これは3年生用のムチですが、今年から2年生のこの時期から使用することにしました。これまでの物とは長さは大体同じですが、少し重さが違います。」