知りたいと思った事を全部喋ってもらう初めてのインタビュー
人生初のインタビュー
前回の記事で私の人生初となるインタビュー記事を上げようと思ったが、前置きが長くなり「インタビューの前置き記事」となってしまった。
インタビューもnoteも初めてだから、その行為自体が楽しくなっている。
これはSNSなのかな?
だとしたらmixi以来だ!
前回までのあらすじ
前回の記事で、私の人生初観劇作品となる「田中惇之の一人芝居」について少し触れたが
確か9月くらいだったと思うが、私がインタビューした文章は、そのまま一人芝居で販売されたパンフレットの内容となった。
既視感のあるインタビュー
当日「投げ銭」と乱雑な字で書かれた紙が貼ってあるザルにお金を入れると、上演台本、オリジナルステッカー、ポスター、そしてパンフレットを購入出来ると言う仕組みで、私は3千円をその投げ銭ザルに入れて上演台本、ステッカー、パンフレットの三品を購入したが、一番楽しみにしていた三品目のパンフレットを、終演後の余韻に浸りながら電車の中で開き、早速吹き出した。
それは、田中の語り口で書かれた私の文章だった。笑
どうやら売れ残っているようだ。笑
否、問題はそこではなく、例え私が興味本意で始めたインタビューであっても、商品であるパンフレットに記載されているものと同様の内容をnoteに上げて良いのかと言う点だ。
売れ残っているのなら、この行為は販促ではなく反則なのではないか!?
そう思い、私は田中に電話した。
仁義とかの話
諸々伝えると田中は「今どこへおるん?」と聞いてきたので、在宅での仕事が終わったところだと伝えると、私の家から徒歩10分のところにある田中の自宅に来るよう言われた。
何か重大な事でもあるのか?
何か失礼な事を言っただろうか?
いやいや、まだ内容を掲載したわけじゃないから大丈夫だろうなどと考えているうちに田中の自宅に到着する。
本人の反応
田中の家ではホームパーティが開かれていた。
既に完全に出来上がっていた田中は男女10人近くいる来客者全員を得意の話芸で盛り上げていた。
田中は、誰かが発した言葉やエピソードを一旦その場で盛り上げる。そして少し話を大きく?面白く?変化させて、それにリンクするエピソードを持つ他の来客者に話をパスして更に盛り上げるのだ。
これによって、この家に居合わせた誰もがお互いの事を知る事になるし、どんなに小さい話題でもそこからどんどん話が発展してあり得ない程飛躍して大盛り上がりになるから、全員「喋る」と言う行為自体が楽しくなっていく。
こう言うのは芸人が芸として磨いていくものだと思っていたが、田中はそれを地でいっているのだ。不思議な男だ。
結局朝まで田中の勢いが弱まる事はなく、翌日田中から電話があり改めてOKをもらった。
電話の内容は
「もしかして昨日家に来てた?」だった。
あれだけ喋り倒しておいて何も覚えていないのが田中惇之なのだ。
ついインタビュー記事が上がります!!!
もういいだろう。
いい加減本題に入ろう。
とは言え、インタビュー内容を文字に起こしたものは既にあるのだ。
だから私はそれをコピペすればいいだけの話なのだ。
これでは私の「書く」行為の楽しさが無くなってしまうではないか。と一瞬思ったが大丈夫だ。
出会ってまだ一年も経っていないが、彼の話題は尽きない。