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苦しみを言えたら

もう頑張れない
過食嘔吐が止まらない

仕事の前も仕事が終わってからも、過食嘔吐
手話サークルから、帰ってからも、過食嘔吐

どうしてこんなに過食嘔吐してしまうのだろう?
もう、ボロボロだ

右手の吐きダコは、切り傷のように真っ赤になっている
喉も切れて血が溢れた
ごめんね、ごめんね、
私は私のことを傷つけてしまう

いつもなら、夕ごはんを過食嘔吐してしまったら、ちゃんと作り直すのに、今日は、もうぐったりで、そんな事できない
もうめちゃめちゃなんだ


今日は、手話サークルの日だった

手話サークルに、声に出せない方が来ている
その方は、耳は聞こえるけど、声を出すのが難しいようだ

でも、その方は、手話で冗談を言ったり、周りを笑わせて、いつもニコニコしている


色々な人がいて、みんなそれぞれ生きづらさを持っている
みんな、乗り越えているのだろうか?


私は、そのサークルの中では、耳も聞こえるし、声だって出せる
至って「普通」だ


でも、みんな知らないだけ
私のうつ病も、摂食障害も
こんなに、ひどいのに
こんなに、苦しいのに

見えないから、わからない

私は乗り越えられていない



家で、手話を勉強している時、「苦しい」という表現を覚えた

「いつも苦しい」
「いつも泣いている」
「食べても吐いてしまう」
「苦しくて仕方ない」
と何度も何度も手話で表現した


辛くて、
苦しいんだ
でも言葉で言えない

だから、手話でいっぱい表現した



職場でも、苦しいなんて言えない
いつも頑張ってしまう

外ではいい子
家では、めちゃめちゃ


「苦しいよ」
言えたら、楽になるのだろうか?

独りぼっちで闘っているようで、先が見えなくなってしまった

もう一度、前を向きたい

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