夜空を眺めて感じること
先週行った上高地は新月の次の日で、星空観測にぴったりの日でした。星空観測のガイドさんのお話は私の知らないことばかりで、思いのほか面白かったのですよ。
外気の温度が12度の中、敷物の上に寝っ転がって夜空を見上げると、晴れた夜空には星がたくさん見えてきました。何しろ隣の人が見えない暗さですから星はよく見えました。
初め見えていたのは星だけですが、説明を聴きながら目を凝らしていると天の川が霞のように浮かんできたのです。
薄雲が流れてきたのかと思いましたが、ガイドさんの説明で天の川だとわかりました。感激です。町に住んでいてはなかなか見ることはできません。
ず~と前のこと、家の窓から夜空を眺めることを習慣にしていた時期があり、その頃は月の満ち欠けを意識していて、新月と満月にはそれに適したことをしていました。地球上で月の満ち欠けに影響されている生物はたくさんいますよね。干潮と満潮を見ればわかる通り、人間の身体は7割が水ですから、私たちにとって月の影響は大きいと言えるでしょう。
そして、私にとって星と言えば、何といっても金星と木星です。この二つは凄く明るいですから夜空を見ればすぐにわかります、見えない時もありますが・・・ 太陽系の中にある星は身近な存在であり、金星も木星も豊かさ、美しさ、幸せなどを表している星ですから、親しみが湧いて来ますよね。
家の窓から見える星の数は片手の指でも、指が余ります。窓からは夜空の一部しか見えなくても、夜空を眺めるその感覚は別次元への誘いのようで、意識が変わるだけで感じ方も随分違ってくるのは不思議なこと。
以前は、自然に沿った暮らしをしようと、常に自然を意識にあげることを気にかけていて、月や星や海や空に思いを馳せ、そうすることが自然体だと思っていました。自然を意識することが自然体だと思っていたのです。
今は違いますね。月や星、海や空もたまに眺めるくらいで、里山の畑に身を置くことが唯一自然との触れ合いです。今はこれが自然体であると思っています。
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