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育ててわかる豆のすごさ

豆類にはあまり興味はなくそれほど食べることはありませんでしたが、畑を始めた年に、思い付きでモロッコインゲンを育ててみました。2020年のことです。


種を蒔けば確実に発芽する豆は、丈夫な芽は出し、スルスルとツルを伸ばして、それはまさにジャックと豆の木を思い起こさせる力強いもので、豆のツルの伸びる速さに驚いたものです。一日に10㎝~15㎝は、軽く伸びていくのですよ。

モロッコインゲンは平さやの大きな豆で食べでがあり美味しかったです。
これで豆育ての魅力に取りつかれてしまいました。
簡単に育てられるということ。
支柱を立てネットを張る面倒さはありますが、
後は放っておいて良いのです。
豆は丈夫なのです。
虫にも病気にも強いとわかりました。


それからは秋になれば豆類の種を蒔きます。キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、グリンピース、そして昨年からはソラマメも加わりました。

これは今年の4月初めのキヌサヤエンドウ、たくさん収穫できました。
赤花が可愛くてキヌサヤエンドウは赤花のものを育てています。
スナップエンドウとグリンピースは白花です。ソラマメもそうでしたね。

根元の雑草はカラスノエンドウで、まさにキヌサヤエンドウのミニチュア版。
カラスノエンドウも新芽は美味しいそうです。


キヌサヤエンドウの奥に咲いている菜花のような黄色い花はブロッコリーの花。
茎ブロッコリーと豆類の収穫は、ちょうどバトンタッチのような感じですね。
茎ブロッコリーの花蕾は終わりに近づき、花が咲き始めています。

4月はまだ虫が少ないですから、豆類の受粉のために
茎ブロッコリーの花を咲かせ、それは虫寄せのためで、
小さなハチなどいろいろな虫が花にやってきますよ。


こちらはソラマメです。
グリンピースとソラマメはネットの中で育てています。
小動物に食べられてしまいますからね。

そんなに美味しいのかしらと畑で生のグリンピースをかじったことがありますが
それが美味しかったのです。
そのとき一緒にいた知人も、生のグリンピースは美味しいと言っていましたよ。
これではリスやタヌキ、カラスは食べるはずだと・・・
生をたくさん食べると我々はお腹を壊すでしょうから、
適量なら大丈夫と思われます。


畑を始めてからは、春が待ち遠しいという気持ちに変化が起きました。11月に種を下ろし、それが芽を出し、苗が育ってくれば花が咲き、そして実を付けるその様子を畑に行くたびに眺めていると、順を踏んで大きく育っている姿が頼もしくて、その時その時の有様を味わう余裕がこちら側に生まれ、早く豆を付けてほしいなどとは考えなくなりました。


ネット上ではスナップエンドウがお勧めされているようですが、ネットを見ているとそのように思われますけれど、キヌサヤエンドウも良いですよ。料理の彩としてではなくてメインとなる食材ですね。
そして、グリンピースがお好きな方がたくさんいて驚きました。みなさん豆ごはんを作られるようです。春の豆ごはんは良いですよね。たくさんのグリンピースを投入しています。


豆類は簡単に育てられます。虫にも病気にも強く、冬の寒さに耐えた生命力はきっと豆にも強さがあるはず、そう信じて春には畑の豆を頬張っています。


お読みいただきありがとうございます。

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