育ててわかる豆のすごさ
豆類にはあまり興味はなくそれほど食べることはありませんでしたが、畑を始めた年に、思い付きでモロッコインゲンを育ててみました。2020年のことです。
種を蒔けば確実に発芽する豆は、丈夫な芽は出し、スルスルとツルを伸ばして、それはまさにジャックと豆の木を思い起こさせる力強いもので、豆のツルの伸びる速さに驚いたものです。一日に10㎝~15㎝は、軽く伸びていくのですよ。
それからは秋になれば豆類の種を蒔きます。キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、グリンピース、そして昨年からはソラマメも加わりました。
畑を始めてからは、春が待ち遠しいという気持ちに変化が起きました。11月に種を下ろし、それが芽を出し、苗が育ってくれば花が咲き、そして実を付けるその様子を畑に行くたびに眺めていると、順を踏んで大きく育っている姿が頼もしくて、その時その時の有様を味わう余裕がこちら側に生まれ、早く豆を付けてほしいなどとは考えなくなりました。
ネット上ではスナップエンドウがお勧めされているようですが、ネットを見ているとそのように思われますけれど、キヌサヤエンドウも良いですよ。料理の彩としてではなくてメインとなる食材ですね。
そして、グリンピースがお好きな方がたくさんいて驚きました。みなさん豆ごはんを作られるようです。春の豆ごはんは良いですよね。たくさんのグリンピースを投入しています。
豆類は簡単に育てられます。虫にも病気にも強く、冬の寒さに耐えた生命力はきっと豆にも強さがあるはず、そう信じて春には畑の豆を頬張っています。
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