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釣りエッセイ:ワカサギ釣り(第4話)

釣りエッセイ「試考策魚」:
ワカサギ釣り(第4話)

投点を決め、底立ちを取りました。
投点がずれると水深がかなり違うので、
そこから1メートル程、
ウキ下を浅くします。


魚粉割合の多い寄せ餌を
プラカゴに半分詰め
ハリにサシを付け・・・
うっ!
・・・な、何とか付け
ハサミで切りました。


狙いの場所より少し遠めに投げ込み
手前にサビいて
狙いの場所で沈めます。

ウキが馴染んだら、
誘いと寄せ餌を出す動きを兼ねて
軽くしゃくりました。

寄せ餌が効きだすまで繰り返します。
・・・
おひとり様で一時間くらい
打ち込んだ頃でしょうか、
ウキが馴染んだ直後、
上下に動きました。


思ったより大きなアタリがでています。
オイカワかも知れません。
仕掛けを上げてみると
ワカサギが付いていました。
結構、良いアタリを出すのですね。

再度投げ込みます。
先程と同様にウキが馴染んだ直後から
ウキが単振動的に上下に動きます。

続けて誘いを入れてみましょう。
軽くしゃくるとウキが沈み
浮いて横に寝て
立ちます。

すると先程の単振動とは
異なる単振動が重なり、
複合波の振動になりました。

振幅も若干増加しています。
追い食いが成功したのではないでしょうか。

もっと追い食いしないでしょうか?
再び誘いを入れて待ちましょう。
軽くしゃくると
ウキが沈み
浮いて横に寝て
立ちます。


すると・・・あれ?


ウキの動きが単振動に戻りました。
バレた様です。
思ったようには行きませんね。
欲張らずに適当なところで
引き上げるべきでしょうか?


仕掛けを上げてみると、
一匹もかかっていません。
しっかりとハリ掛かかりしていない様です。胴付き仕掛けにオモリで
ラインテンションがかかっていても
アワセが要るみたいですね。
しゃくりをシャープに入れてみましょう。


ウキが馴染みアタリが出ます。
ウキは単振動です。
シャープにしゃくります。
ウキが沈み、
浮いて横に寝て、
立ちます。

ウキが複合波振動に変わりました。
更にもう一度シャープにしゃくります。
ウキが沈み、
浮いて横に寝て、
立ちます。

おおっ!

ウキが表現しようが無いほど暴れています。巻き上げてみると、ワカサギが鈴なりです。6本ハリ仕掛けに5匹ついています。
この方法なら、数が伸びそうです。

〜ワカサギ釣り(5)へ続く










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マホロバの釣り人
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