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壁に蹴ったボールがトゲに刺さって 萎んでいくように 張り合いのない日々が続くけど 跳ね返ってきたところで 受け止められる自信もない あの頃は良かったの あの頃だけが増えて 今日この頃が見当たらない 落ちていく視力 増えていく体重 先が見えないまま 足取りは重くなる 何のために生まれて 何のために喜ぶのか わからないまま終わりそう 言葉を知ることで世界が広がると信じていたのに 気づけば言葉に縛られて 目の前の愛にさえ気づけない 夢の中ではおれは最強 タイムマシーンに乗
どうにもならない夜だから 今日は誰かと過ごしたい 手当たり次第に百人くらい電話したけど 今日に限って捕まらない やっと電話に出たやつは 昔わたしに恋した男 酒も飲めない男なんて… 仕方がないけど部屋に呼んだ
カフェのこちら側でたばこを吸うおれ ガラスの向こうはパントマイムの世界 おれはまるで家で一人テレビ番組を観ている気分でここに立つ ウラジミールがこちらを見つめる 本音を隠すならおれもあんたも同罪だ
しみったれた青春に 虚しい吐息の吹きかかる たとえば痩せた捨て犬のよう 六畳一間に隙間風が差し込める、真冬。 ハイライトの紫煙を部屋中に漂わせて 抱えきれないほど溢れる時間を すり減らす やり場のない激情と恋情は タバコの匂いでごまかすの この煙に致死作用があったなら 気持ちよく死ねるのにな しみったれた青春は 夜道でガタガタ怯えている たとえば月に吠える犬のよう 自分の影に怯えて 逃げ惑う乞食たちは 一体どこで休めるの どれくらいの月日が経てば 街で自由に歌い踊るこ
昼メシ食いたいけど、金あらへん わろてまうわ
風呂上がりの夜空は
うたたねえ うたたねえ ぐうすか ぐうすか ぐうすか ぐうすか あままや あまま むう むう むうぅ… ふわぁん ふわぁん ふわぁん ぐうぉーん ぐうぉーん ぐうすか ぐうすか ぐうすか ぐうすか うたたねぇ うたたねぇ
先の見えない人生なら、ぬるま湯に浸かっていたい。 人生が終わりのない旅ならば毛布にくるまって寝ていたい。 何もしなくても許されるのなら何もしたくない。死にたくないけど長生きしたくもない。ほどほどの歳で死にたい。できれば苦しまずに死にたい。あわよくば誰かに看取られて死にたい。願わくば、その人は僕の愛した人がいい。
まだまだもっと頑張らなあかんけど、夢叶ってないけど、一日の終わりにウマイ飯食って酒飲めたら、人生これでええんちゃうかなって、たまに思えてくる。おれが怠け者だからなのかな? まあええや。わかばに火を付ける。
知りたくねえよ 成功の秘訣なんて 知りたくねえよ プログラミングなんて 知りたくねえよ 仮想通貨なんて 知りたくねえよ 芸能人のゴシップなんて 知りたくねえよ 若き日の苦労話なんて 知りたくねえよ 最近のヒットソングなんて 知りたくねえよ てめえのおすすめ映画なんて 知りたくねえよ てめえの悩みなんて 知りたくねえよ 誰が結婚したかなんて 知りたくねえよ あいついまめっちゃ稼いでるらしいでなんて 知りたくねえよ 夢の叶え方なんて 知りたくねえよ 幸せの法
夕焼けがとっても綺麗だから なんだかとっても切なくなる 夜空の星がたくさん見えるから なんだかたくさん涙が出ちゃう あなたと二人 共に過ごした思い出が どこにいても蘇ります
絶望の果てで 虚無と戯れておりました所 永遠の夜が酒瓶を片手に こちらへ歩み寄ってきました 私は彼も仲間に入れて しばし 酒を酌み交わしました 永遠の夜は私を暗闇に閉じ込めて 一切光を与えてくれませんでした 私にとってはそれがよかった 外の光はあまりにも眩しすぎた 私は誰も見たくないし 誰にも見られたくなかった とかくに人の世は住みづらいと かの文豪も申した通り 私はとても世の中では生きられないと思っておりました そんなわけで自室の六畳間に引きこもって 涙と悲しみ
気づけば公園の芝生の上に寝転がり 雑草をちぎってぱくぱくと食べていました