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【中学受験】圧倒的な成績の差がつく読書のしかたとは?

東京・大阪・名古屋の中学受験国語専門塾

パワー読解新宿・大阪国語

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今津です。

大阪・十三で書いています。

読書をしなくなった、と大昔からいろいろ言われています。

それが、スマホ所持と読書をしないことが連動しているのではないか?という、今までにあまり見たことのない視点の記事がありました。今回はそれを取り上げてみたいと思います。

読売新聞の8月6日付配信記事によると、

スマートフォンを持つことで、読書をしなくなる子どもが、小中高と上がるにつれて増えることが、大手進学塾「栄光ゼミナール」を運営する栄光(東京)の調査でわかったということです。

この調査は、2024年5月に、インターネット上で行われました。

栄光ゼミナールに通う小学1年~高校3年の子どもを持つ保護者2000人に対し、子どもの状況についてアンケートを取ったものです。

それによると、「現在、習慣的に読書をしている」との回答割合は小学生66%、中学生55%、高校生32%でした。

読書をしている子どものうち、「ほぼ毎日読書をしている」と答えたのは、小学生57%、中学生50%、高校生39パーセントでした。

また、「子どもが習慣的に読書をしていない」と答えた保護者にその理由を聞いたところ、小中高のいずれも「マンガやテレビ、ゲーム、タブレット端末利用など、他のことに興味・関心が高い」と答えたものが53~66%で最も多く、その次に「習い事や部活で忙しい」が43%から48%でした。

これらの回答は複数回答ということですが、基本的にいまはじまったことではなく、以前からその傾向にあるものと思われます。

タブレット端末などを除くと、昭和の終わり頃の時代から同じような傾向のはずです。

今回のこの調査で特筆すべき点は「スマートフォンを持つようになり読書をしなくなった」という問いがある点です。

これについて、小学生は4%、中学生は27%、高校生28%でした。

小学生が低いですが、これは小学生のスマホ所有率が低いためと考えられます。

この結果を見て、スマホがダメだとか、近頃の若者は本を読まなくなったとか憂えている人はアホだと思います。

これ、チャンスですから!

というのは、中学受験というのはマラソンとよく似ています。

マラソンは第一集団、第二集団、第三集団と、レースの中盤戦で比較的グループができてきます。

第三集団は第二集団へ、第二集団は第一集団へ入るべく、少しでもまわりを追い抜いて先へと進もうとします。

しかし、みんな同じことを考えているために、実際のところ前の集団へ近づいたり仲間入りすることなんて、なかなかできっこありません。

普通にレースを展開しているのでしたら、本当に苦しくつらいレース展開となります。

でも、自分のいる集団に属しているまわりの選手は持っていないけど、自分だけ持っている「飛び道具」があれば、メチャクチャ簡単にそこから抜け出すことができます。

これが、読書、すなわち読解力や知識力です。

この調査は栄光ゼミナール内で行っているため、おそらく小学生の中に中学受験組が相当数含まれているはずです。

一般的にこの手の調査は小学生の読書率が高く、学年が上がるにつれて下がってきます。

この数字だけ見ていれば「他の子も読書をしているのだから、一緒やんか」となります。

実際、読書を習慣的にしている小学生は66%とあります。

マラソンに参加している人たちの3分の2は同じメーカーの「走りやすい靴」を履いているような感じでしょう。

一方、3分の1は読書をしていないということですから、読書を日常的に行っている場合、まずはこの人たちを蹴散らかすことができます。

ここをお読みの方は「3分の2」に入っていると仮定した場合、まずはここで少なくとも半分近くまでの順位まではこぎつける可能性が高いということです。

あとは、「3分の2」の人たちの間でいかにこの人たちを蹴散らかすかです。

これはカンタンです。

というのも、毎日本を読んでいるからといって、成績向上に役立つ本読みをしているのかそうでないのかが、わからないからです。

「いい靴」を手に入れたからといっていきなり上位に食い込むことができないように、ただ本を毎日読んでいるからといって優位に立てるほど甘くはありません。

本を毎日読むのは当たり前で、「何を」「どのように」読むかが大事です。

また、本を読む「量」も大切です。

ここで圧倒的な差をつけると、完全なる「飛び道具」の完成です。

1冊を1か月かけて読むのも「本を日常的に読む」に入っているでしょうが、1冊を「じっくり読んで」「30分」しかかけずに読了するのも「日常的に読む」なのです。

また、読む本についても、手あたり次第に好きなのを読むのと、きちんと根拠に基づいて勉強を意識した本を読むのでは天と地以上の差が出ます。

質と量の両方を攻めていくのです。

ぜひ、それを目指してください。

※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。https://www.youtube.com/channel/UCXjRog4hrGgalEXcpjU4azg

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